ベルギー「海岸トラムの旅」第2弾は、ニューポールト(Nieuwpoort)の町、オステンドからトラムで、乗り継ぎを挟んで50分のところにある港町。
「海岸トラムは1本線だから乗り継ぎの必要はない」 と、思っていたのは間違いだった ・・・ 実は僕がオステンドから乗ったトラムは終点の De Panne 方向の 「Westenede Bad」行きと表示されていた ・・・ 僕はそれをWestende経由の De Panne行きだと思い込んでいたので、Westenede Bad(写真、上)に着いても降りなかったが、ほとんどの人が下車していた。
下車したおばさんが、僕のいる窓を叩いて、「降りなさいよ!」とジェスチャーで示していたが、何のことかわからず、知らんぷりしていたら、トラムは動き出した。
変な方向へ曲がった ・・・ え?ひょっとして ・・・ と思って、後ろを振り返ると、もう一人の男が座っていて「降りたほうがいいよ」みたいな合図をした。
トラムが止まり、運転士が客室にやってきて 「はい、皆さん、降りて降りて!」と手で合図をした ・・・ 車内には僕を含めて、3名の男がいたが全員降車 ・・・ トホホ
あ、すべてが乗り継ぎという訳ではないようで、このWestend Badまでの区間折り返しの便があるという事で、最初から De Panne 行きに乗れば乗り継ぎは必要なかったという事です。
という事で、ウエストエンド駅で乗り継ぎという事になった ・・・ 幸い、それほど離れてない場所で、運転士が降ろしてくれたので、乗継に支障はなかった。
まぁ、初めての場所だからしょうがないよね。
無事、乗継は出来た ・・・ De Panne 行きトラムに乗ったら、同時に車内で検札をしている人(係員)を目撃したので、すぐにトラムカードをチェック機に入れて「刻印」をした ・・・ 僕はオステンドから乗るときに刻印していなかったので、そのまま見つかったら「罰金」になる所だった ・・・ ま、こういうのも素直に規則通りやっていた方が無難ですな。
数名、違反切符(罰金)を切られた人がいたようだ(笑)
※ トラムカード(Lijnkaart):10回回数券で10EUR、ベルギー・フランダース地域の(Lijn社の運営する)バスとトラムで利用可。
Westende から Nieuwpoort まで、約20分で着いた ・・・ オステンドに次いで立派な駅だ!
割と新型のトラム車両だった、僕が乗ってきたやつ。
このニューポールトの町を歩こうと思っていたので、下車して街を~ぶらり歩き!
トラム駅から海と反対側の道路に目を向けると、こんな塔が見えたので、「あの辺が町の中心に違いない」 と、それに向かって歩き出す。
すると、やはり、マルクト広場があり、市役所があった。
市役所の正面入り口の上には、こんなレリーフが ・・・ やはり、海の男たちの町なのだ!
マルクト広場
マルクト広場に面して建つ聖母教会の鐘楼。
聖母教会の入り口の上にあった聖母子像。
マリアの微笑みが美しすぎる!
聖母教会内部にある絵
キリスト受難の絵が、直接壁に描かれている。
それは珍しく、僕は初めて見た。
普通、額に納められた絵画だったり、木や石膏のレリーフだったりするのだが ・・・
聖母教会外観。
そのあと、再びトラム駅の方向へ戻り、海の方を目指す。
エイゼル川というのがあって、川岸も港の役目を果たしているようだ ・・・ 数隻の漁船が接岸していた。
漁船の甲板。
漁船後部にある網。
網の使い方の解説版もあった。
海の古い機材を使った遊具もあった(展望台?)
それにしても、天気が良くなりましたなぁ~
エイゼル川、河口近くはヨットハーバーになっている。
そして河畔は、散歩する人も多い遊歩道になっている。
ニューポールトの灯台。
幹線道路へ戻り、トラム駅を探し、待つ ・・・
ベンチ ・・・ その隣にある縦型のは? ・・・ いろいろ、考えてみたが、立ったままで背もたれに使うのかぁ???
Nieuwpoort Cardijnlaan 駅だった。
日曜日は20分間隔でやってくるトラム ・・・ それほど待たされた感もなく、やって来る ・・・ いいなぁ、こういう旅!
ニューポールトの町の歴史などには触れていないが、町の歴史は12世紀にさかのぼる ・・・ 僕が持っている本 「旅名人ブックス73 ベルギーの田舎町」には、今回の「海岸トラムの旅」で訪れた町が詳しく紹介されている ・・・ 丸写しも具合が悪いので、本の紹介にとどめておきます。
そして次に目指すのは、海岸トラムの終着の町 デ・パンネ(De Panne)、フランスと国境を接する町である。
FB写真アルバム「Nieuwpoort , 19 Jan 2014」で、その他の写真もお楽しみください。
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