今回の日帰りベルギー旅行は、海岸の街オステンドを拠点にした「海岸トラムの旅」となった。
ベルギーの海岸線で、オランダ国境近いクノッケ(Knokke)から、フランス国境近いデ・パンネ(De Panne)まで、総延長67㎞を1本路線で結ぶ「世界最長の路面電車」である。
僕にとって、ずっと前から、やってみたかった旅のひとつだったのだ ・・・ 車窓から北海の海を眺めながら、乗り換えの心配もなくのんびり走る ・・・ こんな素晴らしい旅はないではないか!
自宅を出ると、お天気はイマイチながら、「これがベルギーの天気」と、割り切るしかない ・・・ 午前10時05分 ・・・ かなり遠出をする割には、のんびりした時間に出発した。
例によって「遠出をするときは格安チケットで」というポリシーの元、今回は1月の週末限定「ショッピングチケット」 ベルギー国内何処へでも往復 9EUR という格安(オンラインでのみ可) ・・・ お店が1月のセール期間中、ベルギーの田舎からも都会へ買い物をしやすくするためのチケットだと思うが、僕は逆に田舎の方へ行くという逆モーションである。
ゲントを通過してブルージュ手前、西フランダースの風景 ・・・ 空は次第に明るくなっているので期待感が高まってくる。
予定よりちょっと早くオステンド駅に着いたようだ。
オステンド駅は終着駅 ・・・ 車止めの前で電車は止まる ・・・ 乗ったのはベルギー国鉄の最新型車両だった ・・・ この車両、静かで低床式でいいんだけど、軽量化のせいか軽い感じがするし、トイレの数が少ない、席の間隔も詰められている(?)2人席にはテーブルもない。
長距離電車にはふさわしくないと思うのだが ・・・
鉄道駅を出て左側にあるトラムの駅。
海岸トラムの旅を急がず、まずはオステンドの海岸を歩いてみよう ・・・
海岸へ行く前に通りかかる、聖ピーターとポール教会 ・・・ 2本の尖塔が美しい。
海産物屋台が並んでいる通り ・・・ 肩車された子供は、カモメが近くに見えるので「ハロー、ハロー」 と、アイサツしていた。
北海名産の小エビなどがある ・・・ 屋台では、すべてその場で食べられるものを売っている。
僕はいつものように、安い蒲鉾の盛り合わせを買う(3EUR) ・・・ おいしそうに見えるが、今回はまずかった ・・・ 下に敷かれている玉ねぎのみじん切りの方がおいしく感じたくらいだ ・・・ ま、軽い腹ごしらえに、味がどうのという事でもないが。
ベンチのそばでカモメがジッと見つめていた ・・・ もちろん、おこぼれがないか見張っているのである。
屋台ではなく、海産物直売所もある。
新鮮な舌平目など、安くて活きがいい(ヒトデまでくっついている) ・・・ 前回、買って持ち帰りした時、ビニール袋に入っていた魚が、ピクピク動いたのだから ・・・
水夫のモニュメント Zeeliedenmonument
これが北海の海岸御砂浜でございます。
冬でも、みんな海が好きなんだね。
子供たちはレンタル自転車で遊ぶ。
大人たちは潮風を吸いながら歩くのが好きなのだ。
オステンドと言えば、知る人ぞ知る、絵描きのジェームズ・アンソールの(James Ensor)生まれ育った町 ・・・ シュルレアリスムだとかの先駆者であったという。
しかし、僕は何度かこの家を訪ねるが、オープンしているのを見たことがない。
看板を見るとオープンは10:00~12:00 と 14:00~17:00 という限られた時間しかない ・・・ テキトーに歩いている僕にとって、幻の美術館である。
市が開かれるワーペン広場 Wapenplein
広場の真ん中あたりに舞台(Muziekkiosk)がある。
ヨットハーバー越しにオステンド駅を眺める。
そしてついに「海岸トラム=Ksuttram」に乗り込む!
トラム内部
隣町のミドルケルク(Middelkerke)にあるカジノ
海岸沿いの別荘群は、可愛らしい家が並び、見るだけでも楽しい!
このあと、ニューポールト、デ・パンネで下車して街歩きをするのだが、次回に書きます。
ニューポールト、デ・パンネで、たっぷり時間を過ごして、再びオステンドに戻って来たときは、すっかり暗くなっていた、午後6時。
帰りの電車には時間があったので街歩き~ぶらり
あの広場、夜の方がきれいだ!
聖ピーターの塔と、聖ピーターとポール教会
聖ピーターとポール教会(Sint-Petrus-en-Pauluskerk)
聖ピーターの塔と、聖ピーターとポール教会
夜も美しい、聖ピーターとポール教会(Sint-Petrus-en-Pauluskerk)
ヨットハーバー
オステンド駅
オステンドで買ったお土産はオステンドのビール ・・・ もちろん自分へのお土産 ・・・ ブロンドは美味しかった! ・・・ ブラウンはまあまあ、普通においしかった!
FB写真アルバム「Oostende , 19 Jan 2014」では、100枚の写真を掲載しています。
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