ベルギー移住生活: 再び　Antwerpen　へ！

先週土曜に行ってきたばかりではあるが、用あって再びアントワープを訪ねる事になった。
嬉しい「人との出会い」という用だったので、ワクワクしながらアントワープへ向かう。

颯爽と家を出たのだけど、リールの駅で乗車券を買おうとしたら、窓口に長蛇の列　「ギョエ！なんだよ、これは・・・」

僕はそこを通過して、ホームにある自販機へと向かい「KEY CARD」という回数券（割引あり）を買おうと試みたが、一般チケットは買えるもののKEY CARDの買い方がわからず（買えないのか？）、長蛇の列の最後尾に並ぶことになった。

列の一番前の人が、子供たち3人の学割証明書を発行してもらっているようで、質問やら説明やらで、呑み込みの悪い親に相当時間がかかっている　・・・　それが終わると、親はにこやかな顔で行列のそばを通って出て行った（電車に乗るわけではない）

並んで待っている人はイライラしてるんですぜ！

アントワープ行の電車が1台通り過ぎて行った　・・・

次に窓口に行ったのは若い男だったが、そいつも何やかやと時間がかかっている　・・・　おい、おい、チケット1枚買うのになんでそんなに時間がかかるんだよ！

2つある窓口はひとつしか開いてなく、他に職員もいないようだ。

次のアントワープ行きまであと3分、僕の前にはあと6人くらい並んでいる　・・・　こりゃー無理だ　・・・　あきらめた！

列を離れ、先ほどの自販機へ行き、一般片道チケットを購入（2.90EUR）、回数券だと1回2.00EURだから、一般チケットを買うとかなりの割高感がある。

まぁ、みみっちい事だけど、・・・　ベルギー人はそんなに待たされても文句を言う人がいないというのは脅威であり、窓口のとなりにも自販機があるが、それを使える人が少ないというのも驚きである。

乗車券自販機　・・・　日本で経験したが、日本のそれは直感的でわかりやすく使いやすい（年季が入っている）　・・・　ベルギーのものは最近から導入され、タッチ画面でピッ、ピッ、ピッ、とやるのでスマホ世代にはいいかもしれないが、PCに不慣れな人には難関である。

そんなことで、アントワープへ行く前にすでに行数を費やしてしまった　・・・　中央駅に着いたら、まず、窓口でKEY CARDを買い求めた。

はぁ～、やっとアントワープ　・・・　遅刻するかと思ったぜ！

まだ、時間には余裕がある。
天気もいいし、今年最後の夏気分かもしれないから、歩いて行こう！

最後の夏気分で楽しんでいるのか？
羨ましいなぁ　～　僕なら郊外の方を走るけど。

大聖堂がチラッと見えたところで、路地に折れ曲がる。

メルクマルクト（Melkmarkt）を走るトラム。

聖カロルス・ボロメウス教会（St. Carolus Borromeuskerk）
立派な教会だが入場は無料。

入ってみた。

主祭壇

無料で入れる教会が僕は好きだけど、静寂で厳かな雰囲気、その中で美術鑑賞が出来る　・・・　僕はもうこの教会に何十回も通っている。

さてさて、ここからが本題。

午後5時、場所はいつものカフェ、クイントンマセイス　・・・　マダムQさんに　「いい人（日本人）を紹介するので、ぜひいらしてください」　と、言われたので「いい人」というのが「男」であることも分かっていたが、ひょいっと出てきたのである。

その人も、ひょいっとカフェに現れた　・・・　自然体で何の威圧感もなく　・・・　軽く握手をして自己紹介をし、お互いにカウンターに腰かけ、話し始めた。

あまりにも自然で、まるで旧知の友人に久しぶりに会うような感じで、近況を話したり、ベルギーの事、ビールの事、テニスの事、マダムQさんも交えてはワインの事、バカンス地の事など、よどみなく楽しい会話は続いた。

「その人」の正体は、日本の某有名大学の教授で、専門はITと経済関係　・・・　著書多数。
その人の略歴などを見ると「僕なんかと全然住む世界が違うじゃないか」と、思ってしまうほどである。

名前は明かせないが、なぜのその人と会う気になったかというと「ベルギー移住生活のブログをいつも楽しく読ませていただいています」　と、いう彼の一言がQさんの紹介に添えられていたからである。

このブログを読んで「楽しい」と思って読んでくれる人に悪い人はいないだろう、堅物人間もいないだろう　・・・　きっと、　くだけた人なんだ。

そんな事を思って初めてお会いしたが、その通りの人物だった。

「Masayukiさんと、もうちょっと早く知り合いたかったなぁ」　と、言った彼は、9月末には日本に帰国してしまう。

「一緒にテニスをしましょうよ！」という事で、つなぎは付けておいた。

あっという間に4時間経過！