「リール市のシンボルはヒツジである」 と、このブログでは何度も書いているので、読んでいる人はご存じだろうと思う。
知らない人は「LIER800 土曜日2」を読んでおくれ!
2012年の市制800年記念イベントでは「LIER800! ひつじが800!」パレードまでやらかした町である ・・・ とんでもない事をする町なのである。
華々しく、大げさに見事な鼓笛隊が大会の幕開けを告げる!
僕はこの日、日本人のご家族4名と一緒に、リールの街を観光しながらその時間を待っていた。
レース出場待機中のヒツジ選手たち ・・・ 騎手が乗っております(縫いぐるみだけど)それぞれにスポンサー名も付いております。
立派です!
しかし、ヒツジは群れる習性がある事は皆さんもご存じでしょう。
緊張の中、出番を待つヒツジたち。
大観衆が見守る中、予選第1組の9頭が一斉にスタート!
群れてます ・・・ 先頭に立ちたがるヒツジはいない模様です。
まだまだ、先は長いぞ~!
第2組が通過する ・・・ やっぱり群を抜け出す卑怯者はいません。
第3組、みんなで仲良く歩くのが好きなヒツジたちです。
しかし、牧羊犬のボーダーコリーに追いかけられて、仕方なく走ってます。
ゴール地点に近づくに従って観衆が増えている ・・・ ドリンクスタンドがあるからか?
「なんで俺たちがこんな事をしなきゃいけないんだよ!」
ヒツジたちの不満は相当なものだと思われます。
よせばいいのに、こんな祭り会場にわざわざこんな車で迷い込んでくる若者もいた。
我々もゴール付近のドリンクスタンドでビールを買って飲む!
1杯2EUR
実は朝11時前から、日本人家族とリールの街を歩き続けていたので、足が棒になる直前で立ち飲みは辛かった ・・・ みんなも思いは同じであっただろう。
「近くにカフェがあるから座って飲みましょうか?」 と提案すると 「そうしましょう、行きましょう!」と、即決。
市庁舎から30m位のところにある「Goed Voorbeeld」(それは良い例えです、という意味か)学校の教室風なカフェで休憩。
この時にはアントワープから来たオランダ人+日本人夫婦も加わっていたので大人数になっていた。
日本人奥さんがリールのビールCaves というのを頼んで飲んでみたら「酸っぱい!黒酢ドリンクみたいだわ」 と、飲むのをためらった ・・・ ご主人に試してもらうと 「うん、私はこれならいけるよ!」と言って、自分の頼んだ白ビールを奥さんに渡したら 「うん、私もこれならいけるわ」 と、うまい事、みんな飲めることになった。
そう、「ベルギービールはうまい!」 か、どうかは、その時その人、そのビールによって評価は全然違うのである ・・・ 決してマズイわけではなくて、その人に合わなかっただけだと解釈したほうが良い。
このカフェを出た後、僕はKatrienの仕事(昨日の片づけ)を手伝わなければならなかったので、皆さんとお別れをする ・・・ 皆さんは羊レースの決勝戦を見るという事だった。
アイスクリーム屋に並ぶ行列。
ネーテ川河畔
僕は市内を歩いて、交通規制の状況を調べていた ・・・ 我が家から水門小屋までの道のりがかなり変わっていたから。
ジンメルの塔
レストラン街
市庁舎に戻ってきた。
プジョーのゼッケンが208とは意図的だな。
運よく決勝レースのスタート直前だったので、見て行く事にした。
丁度ゴール地点で見られたが、人垣が多すぎる!
はい、これが予選、準決勝を勝ち抜いて決勝戦でも1位になったヒツジ選手であります ・・・ さすがにここまで来ると、群を抜け出しての1位であり、立派です!
群れを抜け出した卑怯者かもしれないが ・・・
と、いう訳で、結局ヒツジレースを最後まで見てしまった僕です。
いや、この日はオープンモニュメントデーであり、日曜ショッピングの日でもあったので、市内外からも観光客や買い物客が多く、交通規制を敷いて路上店舗や路上カフェまで出現していたのだ。
「ヒツジの頭ほどしか脳がない」と揶揄されるリール市ですが、なかなかやりますな!
聖グマルス教会
オープンモニュメントで、この教会にも自由に入れたので、久しぶりに見学する ・・・ この教会はステンドグラスがきれいという事と、神聖ローマ皇帝カール5世の両親が結婚式を挙げたという事で有名な教会だ。
普段から住んでいる町だが、観光案内をしたことと、立ちっぱなしでのレース見物、交通規制の道路網を調べるためにかなり歩いて、疲れ果てた日曜日だった ・・・ 道路の抜け道を見つけたのでKatrienに電話連絡して、車で水門小屋まで来てもらって、前日のパーティーの道具を運び出した。
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