3.4.15

久しぶりに「爺さんテニス」

学校が3週間の休暇に入ったので、昨日は2ヶ月ぶりに、以前参加していたお昼の「爺さんテニスグループ」でプレーしてきた。

その前に、昨夜の錦織のテニス!

2-3-4回戦と3戦連続ストレート勝ちで、失ったゲームがわずかに10ゲームという、絶好調のように見えていた錦織だったが、鬼門のビッグサーバー米国のエース、イスネル(Isner)・・・(日本のサイトではイズナーと呼んでいるようだが)。

ビッグサーバーは調子の波があるようで、対戦してみないと分からない ・・・ 去年のUSオープン決勝のチリッチのようにサーブが好調で、ストロークまで絶好調の時に当たったら、たまったものではない ・・・ ま、あの時は錦織にGS初の決勝という気負いもあったと思うが。

今回のイズナーは、あの時のチリッチより、ストロークにおいても高速で、錦織がボールを追いかける意欲さえ失わせるほどだった ・・・ 錦織のファーストサーブに対してリターンエースを決めることも数回あり ・・・ サービスエースにリターンエース ・・・ まさに「鬼に金棒」を持たれては勝ち目はなかった。

ストローク戦でさえ圧倒された感のある内容は「完敗」 ・・・ イズナーの次の試合、世界NO1のジョコビッチがどう対応するか見ものである。

と、云う事で世界トップクラスのテニスを見た目には、あまりにもショボイ「爺さんテニス」の話。

爺さんテニスというのは僕が勝手に使っているだけで、特に名称があるわけではないが、平日の昼間にやるので「リタイアテニス」とか「年金組テニス」とか「おば様テニス(女性の場合は婆さんとは呼べない)」とか呼んでもいいと思う。

ま、僕がお世話になっているグループは男子だけで、65歳から80歳くらいまでの元気なお爺さんたち ・・・ 中には数年前にシニア大会の団体戦でベルギーチャンピオンに輝いた人もいる。

僕が参加すると、最年少の若輩者である。

僕の取り柄は、ネットでの反応がいい事と、走り回ってボールをよく拾う事 ・・・ 大抵のドロップショットには追いついてしまう。

ところが、年季の入った爺さんテニスでは、なかなかネットマンに触られるような甘いボールは返ってこない ・・・ 自分のペアがラリーを続けられなかったり、ロブ合戦で走らされたりすると息が上がって持たないことが多い。

昨日の僕のペアも走れない人だったので、1セット目を3-6で落とした後、2セット目は、僕はネットに付かず、ダブル後衛(爺さん、おば様テニスでこのパターンが多いのはその理由である)にした。

相手もダブル後衛なので、ラリー合戦 ・・・ 時々短いボールで前に来たときだけ、後ろに戻らずにネットマンになる(笑)

作戦は功を奏して、5-2とリードしたところで時間切れ・・・僕のペアも納得の表情だった。

いや~、しかし、ベルギーでテニスをやっている爺さん婆さんたちは元気だねぇ~
80歳を超えてもしばらくは頑張っているが、いつの間にか姿を見せなくなった人も何人かいる。
余生を元気で過ごしているだろうか?

去年、僕らがプレーしている隣のコートで、奥さんとプレーしていた爺さんが、トイレに行って帰ってきた時、僕らのコートの後ろで倒れて、病院に運ばれた後、死亡したという事件があった。

死因は他の病気を発症したという事だったが、その日まで元気にテニスをして、倒れて数時間後に死亡というのは、死ぬ準備はしていなかったであろうが(病気を持っていたのなら、あるいはいつでもという覚悟はあったかもしれない)、幸せな最期だったのかもしれない。

僕のテニ友(日本人女性)も、「私もそんな風に死にたいわ」と言っていたのだから ・・・ そうだねぇ、僕も年取って動けなくなり、数か月も伏してから死ぬというのは辛いなと思う。

と、「爺さんテニス」をしていると、ついそんな事まで考えてしまうが、最後まで元気にテニスを楽しみたいものだ。


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