さあ、2日目の朝も快晴だ!
沖縄のような暑さはないにしろ、ちょうどよいくらいに暖かい。
夜は布団をかけて暖かく寝て、目が覚めてドアを開けてると、ひんやりした空気に触れる事が出来る快適さ。
天気がいいと、もちろんテラスで朝食(さすが、ベルギー人)
義兄夫婦は、朝食はフルーツのヨーグルト掛けのみと言う、シンプルで健康的な食事、フルーツの種類は5-6種類使うので、皮をむいたりこま切れにしたりは大変だと思うが・・・。
僕らはフルーツ+パン
空の色も違うなぁー
モンペリエの町から60km程北(山の方)に位置するsauve(ソーヴと発音していた)という街を散策することにした。
街の入口の広場では、オジサンたちがぺランクに興じていた。
砲丸投げの球のような、重い鉄球を投げて遊ぶ競技で、日本では、老人クラブ限定のスポーツだと思っていたが、ベルギーでも盛んだし、フランスでも若者たちもよく遊んでいる。
なんでも、南仏プロバンスが発祥の地であるらしい…なるほどだ!
ソーヴの町は13世紀から造られた街で、中世の頃は、あたりの中心地として栄えたらしいが、今は静かな川の対岸に、中世そのままに取り残された古い町となっている。
静かな流れの川で、水も澄み、マスのような魚も結構大きなのが悠々泳いでいる(釣って、夕食にどうかと思うが、釣り人は見当たらなかった…規制があるのか?)
今は静かだが、背後に山岳地を控えているので、季節によっては2-3mの水量の差があるようだ。
紅葉も始まりつつあり、風景的にも奇麗な町だ。
傾斜地に出来た中世の石造りの町とあって、建物と建物の間を、洞窟を通るように次の路地へ抜けていく。
家のドアベルがかわいらしい
南仏とはいえ、フランス瓦の屋根には、暖炉の煙突も付いていて、冬は寒いんだろうという事が分かる
町並みを超えて、さらに山手の方へ向かっていく、石造りの小道が続いていた。
なんだか、沖縄の今帰仁城址の様な雰囲気だ・・・・その石の性質も同じではないかと思う。 この日は、たまたま年に一度の遺跡(城跡)の一般公開デーという事で、壁にこんなチラシも…「さあ、出かけるぞー!」という感じ。 公開デーという事で、どんどん上へ上へと進む事が出来て、これは教会跡かしらと思うのだが…、とにかく石積みだらけ!(地盤も石だが) 小高い丘の頂にあった塔、中にはガイド(語り手)がいて、この遺跡の歴史を、丁寧に詳細に説明していたが、フランス語なので僕に分かるはずもなく、パス!(熱心に聴いている人はたくさんいた)
外で風景を眺めていた。
近くにあったオリーブの木には、実が付いていた!
オリーブは地中海地方が原産地、まさにこの地だ!
荒涼とした山岳地にも、オリーブの木が生えている(もちろん実も付く)
そしてこの辺りは、ラベンダーの産地でもあるらしい。 ガイド(語り手)のおばさん(右側)の話を聞く、Katrienと義兄(左側)公開デーの特典ですな・・・。再び町に戻ると、こんな感じの石造建物が多い。道も狭いから、車の進入禁止や、一方通行が多い(出来れば車で通って欲しくない)
川に沿って立つ家
家そのものが、砦のような外観を持つ。
川の氾濫があっても水没しないような高さから窓があると思うが、川面からは10階建てくらいの高さがあるのじゃないだろうか?
それにしても、13世紀に建てられて、今も人が住んでいるとは驚きだ!
中はどうなっているのだろうか?
石の階段があったり、石の壁で仕切られて、20世帯くらいが住んでいるのだろうか?
町役場
「13世紀の町に住む猫とは、私の事である」
と、言わんばかりに、きれいに座って、尻尾を前足の前で巻いて、身じろぎもしないで僕らが通り過ぎるのを見ていた。
お気に入りの場所で、お気に入りのポーズなんだろうなぁー。
中世の町Sauve、外部からの観光客が少なく、意外な穴場かもしれない(僕らは義兄夫婦が、近くに住んでいるから行けたが)
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あいや、またベルギー情報からは外れているぞ・・・
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