昨日、アントワープのスポーツパレスで、テニスのダイアモンドゲームス(Diamond Games)と言うのがあって、TVで生中継をしていた。
去年はスポーツパレスで、生観戦をして来た。
去年はエナンが、復帰宣言をしたばかりで、出場せず、ヤニナ・ウィックマイヤーは薬物問題のトラブルで出場停止(結局は白だったが・・・)。
キムとフリプケンスのベルギー人と、ヴィーナス・ウイリアムス、パティー・シュニーダーの出場だった。
今年はベルギーの誇る、女子テニスのトップ3選手が顔をそろえた。
USオープンを2連覇し、WTAチャンピオンシップスでも、現在ランキングNo1のウォズニアッキを下して優勝。2010年最優秀選手賞も受賞したキム・クライステルス。
キムを手拍子で迎えるのは2010年カムバック賞を受賞した、ジュスティーヌ・エナン。
ベルギー人同士、クライステルス(Clijsters)、エナン(Henin)3度もグランドスラムの決勝で戦った同胞である。
二人ともプロテニスで百戦錬磨、記録ではエナンがキムを上回る。
この試合後の報道によると、2012年のオリンピックには二人でダブルスを組んで出場したいと希望しているとの事。
アメリカのウイリアムス姉妹ペアは、見飽きるほど見たが、この二人のペアなら、まさにベルギー・ダイアモンドペアだ(しかし、2年後二人は30歳前後になってるなぁ・・・、でもダブルスにはちょうどいい年齢か)
この大会はエキシビジョンマッチなので、勝負にはこだわりつつ、お客さんを楽しませる事に主眼が置かれているようです。
ネットプレーに出てきたキムに、エナンがロブで後ろにボールをあげると、それを追いかけて行ったキムが見せた技は・・・
フェデラーが得意?な後ろ向きで、股間からボールを打つ技!
もちろんキムがやるのを初めて見たが、これもファンサービス。
ところがボールは相手コートに入らず、失敗したので、おおげさにおどけて見せる。 「どうしてうまくいかないのよ・・」といった表情。
TVの解説者は「スキアボーネのようには行きませんでしたねぇ・・」なんて言っている。
試合は6-1,3-6のあとスーパータイブレークで10-5でキムの勝利。
お互いの健闘をたたえ祝福のキス(頬と頬)をする。
僕らアマチュアでも、ミックスダブルス終了したら、相手女性とはこういうキスをするのが普通です。(男同士は握手)「現在、世界のトップレベルにいるキムと、こういう試合をする機会が出来て、とても良かったです」とエナン。 二人はいつも「ベルギーのために何か出来たらいいね」と言う雰囲気です。
クライステルス(世界ランク3位)エナン(同12位)
インタビューは、クライステルスはオランダ語で、エナンにはフランス語で行う。
そして、ベルギーのもう一人は、ヤニナ・ウィックマイヤー(同23位)
ウィックマイヤーは、僕の住むLier市の出身である。(今は別の場所に住んでいるらしく市内で見かけた事はない)
ウィックマイヤーはフランチェスカ・スキアボーネ(同7位)と対戦。
7-5,6-4でウィックマイヤーが、危なげながら勝利した。
スキアボーネは今シーズン、シングルスで大躍進でしたねぇー、男の様な歩き方と仕草で「変な人」と思っていたKatrienも、人柄とプレースタイルが分かって来て、この頃は応援するようになってます。
ベルギーのテニスファンにとっては、まさに3つの輝きを放つダイアモンドゲームス(Diamond Games)だった。(スキアボーネも、もちろん輝いてましたよ!)
ベルギーは、九州よりも小さな面積しかない国ながら、これだけの選手を輩出しているから、スゴイ!
ベルギーのテニス環境を見れば、それは簡単に納得できる。時々このブログで書いているようにね・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿