僕はベルギーのリンブルク州の田舎にバカンスに来ていた。
2日目も午後からサイクリング!
前日、「ドイツに来てしまった!」と、ひとりで騒いでしまったボッコルト(Bocholt)の町と、運河沿いの自転車道を制覇するために再挑戦だ!
綿密に自転車ルートを調べたつもりだったが、途中でこんな道路標識に目が止まった ・・・ Molenstraat ・・・ 「風車通り」ではないか!
こんなものを僕が見逃すわけはない! 「風車を見に行くぞー!」と、道をそれる。
ま、こんな勝手が出来るのも一人行動の良さだ。
あったよ、カウリル村(Kaulille)の風車と風車小屋。
自転車道の標識。
ルートマップも確認した。
夏の青空と大麦畑。
穂を垂れる大麦。
小川
小川にいたイトトンボ。
農家にあった簡易クレーン?
操縦席の隣には「木」が生えていた!
これもエコロジーなんですかねぇー・・・
トウモロコシ畑
運河
運河を渡る橋。
運河にある水位調整をする門。
運河を渡る自転車専用の橋、傾斜がきつくないように長いスロープが付いている。
赤い鉄骨で出来た橋で印象的 ・・・ 観光パンフにも載っている。
予定通りに目的地、Bocholtの中心地にある教会に着いた。
夏休みの子供達はグループでゲームをしながら、町から町へ歩いているようだ(ボーイ&ガールスカウトの活動のよう)
そして僕は、こんなカフェを見つけた(事前学習なし)! カフェだが、壁にビール醸造窯を模している ・・・ これはただ事じゃないぞ! と思って、周りを見たら・・・
隣にビール醸造所があった!「Brouwerij Martens」
マルテンスビール工場 ・・・ 「これはこのカフェに入ってみなければ!」
カフェのテラス席に座るだけで、隣の工場からホップの香りがプンプンと漂ってくる ・・・ いや、これはスゴイ!
僕はまず、この工場生産であるらしい「SEZOENS QUATTRO」を頼んで飲んでみた ・・・ 美味しかった ・・・ 僕はこの茶色のビールをゆっくり、味わいながら飲んで、メニューを眺め「他にどんなビールがあるのだろう」 と、考えていたが、ある時、どこからか男の人が僕のそばに来て「なにか手伝うことはありますか、食事をしたいですか?」 と、聞いてきたので、「いや僕はビールを飲みたいだけですから」 と、答えると 「このビールはとても美味しいですよ!」 と、メニューを指さして僕に薦めるので、お店の人かと思って 「次にこのビールを飲みます」 と、軽く応えておいたが、僕がこの茶色の「SEZOENS QUATTRO」を飲み終える頃に、さっきの男の人が、ビールを持って現れた ・・・ 「なんぞや!」と思ったが ・・・
「これがさっき言った、SEZOENS というビールです、飲んでみてください。 ・・ 私もここに座っていいですか?」 と、言うので ・・・ あぁ、この人は流れ者であるらしい僕と話がしたいんだと理解して、 「あぁ、いいですよ、喜んで!」 と答えて、席を共にした。
エディーと名乗ったその男は、僕と同年代で、威張らないで、おもしろい人という感じだった ・・・ このビール工場の造るビールを説明し(3種類しかない)、この町の良さも説明し、あなたはベルギー人をどういうふうに見ていいますか、ベルギーはどうですか、日本はどうですか、などと色々質問し、僕はそれに答えた(もちろん、拙いオランダ語で)
それから、家族の話 「私の両親は離婚して、母親と一緒に育ったが母親も亡くなって自分は一人になった ・・・ 今では子供が3人いて孫もいるが、他に親戚はなく、私がボスなんだよ、いつでも威厳を崩さないように振舞っている」 とか、オランダ語と英語を混ぜながら、時には身振り手振りで、一生懸命、僕とコミニュケーションを取ろうとしている ・・・ 僕も同じだけど ・・・ でも、お互いに悪意はなく、「なんとか新しい友人と話がしたい」と、言う思いで頑張った!
結局、僕はこの美味しいSEZOENSというビールを2杯、エディーにごちそうになり、別れる時は「それじゃ、また次に会おうぜ!」と、握手をかわして別れた。
エディーとの会話が長かった上に、帰り路の自転車道の標識も間違えて(というか、標識が消えているところを走っていた)、ものすごい遠回りをしたので遅くなってしまった・・・ 夕焼け状態になる空 ・・・ とても疲れていたが、ペダルにかかる足の力を抜くわけにはいかなかった ・・・
僕が義姉の家に帰り着いたのは午後10時前だったと思うが、女性陣は食事を食べずに待っていてくれた ・・・ 義姉の造った「野菜と鶏肉の煮込み」の夕食を食べる ・・・ とても美味しい!
夕食の後は、屋外暖炉でキャンプファイヤー ・・・ というか、やはり夜は暖房が必要なくらい気温が下がる!
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