19.11.13

ベルギーのゴボウとちらし寿司

ゴボウ ・・・ 普段はあまり食べないが、沖縄では法事用の重箱料理にはなくてはならない一品で、煮付けにして食べるのが一般的 ・・・ きんぴらごぼうを作って食べたいなんて考えることもなかったが、ひょんなことからFB(Facebook)で、「ベルギーでゴボウを手に入れることができるか」という話題になり、在住歴の長い、ある主婦は「Kliswortel という野菜がBIOショップで売られていて、それが一番日本のゴボウに近い」と教えてくれた。

 
その主婦とは、テニス仲間のTさんで、先日、一緒にテニスをした時に、わざわざそれを5本ほど届けてくれた。
そういえばTさんとは、3週間程前にリールで一緒に銀杏拾いをしたのだった ・・・ 日本の「食」にこだわる主婦なのである。

 
そのゴボウみたいな野菜を洗って、皮を剥がしてみると中身は白かった ・・・ 繊維質はゴボウに似ているが、ゴボウの香りはほとんどしない。
Kliswortel をネットで画像検索してみると ゴボウ とほとんど変わらない ・・・ という事は仲間なんだ。
まてよ、この植物の花の画像を見ると、ベルギーでは川の土手などに自生している背の高いアザミのような花ではないか! ということはベルギーではゴボウがそこら辺に生えていることになる ・・・ 今度見たら根っこを引っこ抜いてみよう!

 
と、話は簡単にそれてしまうのだが、ちらし寿司を作ってみようと思ったのだった ・・・ 「すしのこ」という粉末寿司酢、「ちらし寿司の素」という乾燥具材があったのでそれを利用する。
ここで衝撃の事実発覚 ・・・ 別に明かさなくてもいいのだが「偽装」とか「隠蔽」
とか騒がれないうちに打ち明けておくが、賞味期限が大幅に過ぎておる!
和食の食材を大事に取っておくと、こういう事になるのである ・・・ 自己責任で自分で消費するからいいのだ(食後、腹を壊すことはなかった)

並んだお鍋は、ご飯、具材の煮付け、味噌汁、卵焼きのフライパン。

この黄色っぽいものがゴボウ!
ゴボウの香りはしなくとも、煮付けて味をつければ、食感はゴボウである ・・・ 乾燥具材にもゴボウは入っていたが、生ゴボウも多めに入ったちらし寿司が出来上がった。
 
錦糸卵も載せて、エビもあったので加える。
出来上がり~!


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Posted by Picasa

4 件のコメント:

Q さんのコメント...

BIOMARKTの人が、云ってましたよ。
KLISWORTELは自生だって。
なので、川原でみつけたら、是非ひっこぬいて~!
で、またもってきてね~。(笑)

まさゆき さんのコメント...

Qさん、台所がゴボウだらけになる日も近いね。じゃがいもの代わりに野生BIOゴボウを食べる生活もいいね・・・だんだん原始化していく。

匿名 さんのコメント...

ユキさん、リールで見つけたら教えてね。
またとりに行きます。
ベルギーって先進国だけど私の生活はどんどん昔の生活に戻っています。牛乳は牧場で、野菜は農家で、食べられるものは拾ってくる。このあいだ、とうとう牛肉売ってます、という牧場らしきものをみつけてしまいました。小売店を通さない消費者は店の敵?

Toshiko

まさゆき さんのコメント...

Tshikoさん、今日、それらしき植物を探しに行ったんですけど、時期が終わり枯れていた・・・それでも引っこ抜いてみたら、ゴボウのような根はあったものの、それも枯れていました。
後日、写真アップします。

僕もね、ベルギーに来てから懐かしい(野生の)ものに目が行くようになって、ヨモギやネギ、栗の実、リンデン、ブラックベリー、ホップなど採ってきては試しています・・・銀杏は今年初めて、ツクシもよく見るのですが食べ方を知らないので採ってません。