30.5.14

Plantin-Moretus 印刷博物館

月末水曜日恒例のアントワープ美術館めぐり。
今月は、プランタン・モレトウス印刷博物館です ・・・ 今回で3回目の訪問だけど、面白さは尽きない。

 アントワープの大聖堂から南の方へ徒歩で5分ほどで到達する、金曜市場に面してある印刷博物館は、世界遺産にも登録されている。

1605年にヨーロッパ初の活版印刷の新聞が、ここから発行されたというのだから驚くべきである。

 さて、これは何でしょう?
いや、まあ、大したことではないが、1階から3階までの螺旋階段の手すりです。

この博物館、印刷所の工房兼住居でもあったというので、いろんな部屋が組み合わさって、建物自体もいくつかの建物が組み合わされているようで、迷路のようにできているが、順路の番号通りに進めば、とりあえず出口までは行けるようになっている。

この印刷工房が最盛期の頃は、アントワープで活躍していた画家ルーベンスも同時代に生きていて、かなりの親交があったらしい。

この館内で、ルーベンスの描いた人物の肖像画が多数展示されている。


16世紀に出版されたという本


 中庭

 アイリスが咲いていた。

 大きなゴブラン織りのタペストリー



 印刷工房の作業風景


 印刷機


 生活空間


 活版印刷工房



 カラー印刷もできていたとは驚き!

 蔵書を見せる部屋

 ガラスケースの中に展示されている本の地図は、見覚えのあるような地図だったが ・・・

 よく見たら、僕が今住んでいるリール市ではないか!

 人体解剖図などもあり
印刷技術は医学の発展にも貢献したものと思われる。

 印刷技術の発達で、医学、宗教、音楽、地図など、大いに発展したに違いない。

 ルーベンスの部屋というのもあり、ルーベンスの描いた肖像画など多数展示ある。

 古書の展示も多数 ・・・ この板の床の上を歩くと、ビシッ、ビシッ と、盛大にキシミ音がする。


 技術屋の工房

 窓のドアのロック部分 ・・・ 細部まで凝っている!


大図書室

 小図書室

プランタン・モレトゥス印刷博物館 Museum Plantin-Moretus ・・・ 古めかしい建物で、怪しげだが、一見の価値ありだと思う。

写真アルバム「Antwerpen Plantin-Moretus , 28 2014


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