ベルギー移住生活: Tennis　団体最終戦！

フランダーステニス協会、アントワープ州のクラブ対抗戦（インタークラブ）第4戦は最終戦となった。

つまり、予選リーグ1勝3敗の成績で予選敗退という事。

先週対戦して2勝4敗で負けた相手チームが、わがリーグの1位として決勝トーナメントへ駒を進めることになったようだ　・・・　このあと、アントワープ州チャンピオンを決め、さらにフランダース大会があり、最後はワロンとの南北決戦まであるという、壮大な大会のなのである！

ベルギーチャンピオンが決まるのは9月頃になるというロングラン。

僕らは5月の4週間で、はかなく散りました。

昨日（日）の試合、僕はシングルス　3deman（3番手）で出場した　・・・　相手は25歳のスリランカ人（多分ベルギー生まれだろう、オランダ語は普通にしゃべっていた）。

サーブもストロークも特に強力な武器ではなかったが、フットワークが良く、ネットに積極的に出るエネルギッシュな若者だった。

何度もネットプレーにやられたが、たまにはパッシングで抜いたり、ロブで抜いたりする楽しみもあった。

僕のゆさぶりにも根を上げず、拾いまくって、ネットで完結させるという彼のパターンは素晴らしかった！

で、第1セットは0-6　と、ふがいないポイントだが、内容は悪くなかった。

第2セットは、いつか転機が来るかもしれないと思いながら淡々と自分のプレーを続け、何度もジュースゲームがありながらモノにできない歯がゆさの中、相手のいいプレーを称えることも忘れずに進むも　・・・　いつの間にか0-5　と、ヤバい事に　・・・。

しかし、最後にやっと1ゲームを取った！

そして、続くゲームも取り、相手がネットで転倒するアクシデントもあり、いら立ちが見えてきた　・・・　転機が訪れたか、次のゲーム取り、3ゲーム連取！

3-5　となり、可能性が見えてきたが、そこまでだった　・・・　最後は相手のネットプレーにやられて、ゲームセット！

となりのコートでは、4demanのパトリックが、0-6、0-6　で、あっけなく、すでに終わっていた。

カフェに引き上げて、お疲れさんのビールを飲みながら、いい試合を展開して粘っていた我がチームの1stman、19歳のブレント君の応援をする　・・・　2セット目はリードしていたものの逆転されてストレート負けを喫してしまい、2demanも負けていた我がチームは、シングルス全敗で、チームとしての敗戦も決まってしまった。

しばし休憩の後ダブルス。

1ｓｔdubbelで僕とパトリックが対戦したのは、シングルスで負けたスリランカ人と、長身の選手だった。
ふたりとも10Pのペアを相手に（僕らはふたりとも5P）第1セット、あっという間に0-5と離され、「こりゃいかんな、もっと積極的に動かねば・・」　と、スイッチを切り替え、思い切り打つ事と、ネットでは危険を冒しても動く事を意識する。

そのせいかどうか、相手にミスが出始めて、やっと1ゲームを取り、意気消沈気味だったパトリックが応援席に向かって　「やったー、1ポイント取ったぞ！」とガッツポーズを見せた。

そのあとも3ゲーム連取して形勢逆転　・・・　しかし、4-6で1セット目は落としてしまった。

第2セット、パトリックの要望で、サーブを打つサイドを太陽の影響のない位置でパトリックが打つことに変更すると、これが功を奏し、相手にリターンミスを誘うサーブが打てるようになり、僕のネットポイントが増えてきた。

パトリックが調子を取り戻し、相手の混乱を招いた　・・・　面白いラリーが多くなり、ポイントは僕らに入るようになった。

ポイントボードは、目を疑うような、5-0　僕らが一方的にリード　・・・　そのまま、6-0で奪い返して、勝負は10P先取のスーパータイブレークへ。

タイブレークでは相手先行気味だが、僕らも離されず、接戦を演じて、　8-9、9-9、9-10、10-10、相手にマッチポイントを握られながらも追いつく展開で緊迫していた。

そして10-11　と3度目の相手マッチポイント　・・・　僕のサーブは相手のバックハンドに切れていくいいサーブで、リターンがネットにいるパトリックのラケットに向かって飛んできたが、あまりの絶好球に力の入ったパトリックがネットに引っかけてしまい、ゲームセット！

あ～～、やってもうた～　・・・

ま、しょうがない、誰にでもありうることだ。

と、いう大熱戦　・・・　終わった後は勝ったチームはもちろん満足　・・・　僕らは第1セット0-5の窮地からの4ゲーム連取と、第2セットの6-0奪取、タイブレークでの緊迫したゲームが出来て満足した　・・・　もちろん勝つに越したことはないが、パトリック共々「いい練習になったよね、次のトーナメントで生かそう！」と前向きだった。