21.8.15

ブルージュで飲み歩き!

火曜日(18日)はブルージュのテニス友であり、飲み友のAさんとのんびり過ごす事になっていた。
事あるごとに行ったり来たりしているので、今回は僕がブルージュへ行く番ということで、重い雲が垂れ込める空を眺めながら、リュックにラケットを挿して電車に乗り込む僕だった。

午後1時3分、定刻通りにブルージュに着いて、駅前の広場に出るとAさんが車で迎えに来てくれた ・・・ 「今日はオステンドに繋がる運河沿いにある、ビール注ぎ名人のいるカフェに行きましょう」 という予定になっていた。

 ドライブすること10分ほどで、目的地に到着 ・・・ この運河の先には海辺の町、オステンドがある ・・・ 逆方向はブルージュ、と云ったところ。

 一軒家のカフェ、というか、店名は「Bistro Nieuweg」 だからレストランか、食事メインの ・・・ ま、でも、サイクリング道の交差点にあるので、休憩地としてドリンクだけのお客さんも大歓迎である。


ビールメニューもたくさんある~


 セント・ベルナルドスのABTの樽生があったので、それを飲む ・・・ いきなり10%かぁ~ ・・・ セント・ベルナルドスの樽生なんて、なかなか出会う事がないんだから、しょっぱなでもいっちゃいます。

 カフェの前には運河に架かる橋があり、橋の中心が軸となって回転して運河が開くようになっている。

丁度、通過する船が来たので、橋が開いたところ。

地元、西フランダースのビール、ホンメル樽生!

捻ればビールが出てきそうな蛇口の付いたランプ。

ブルージュ市内への帰り道、Aさんは郊外にあるハーフマーン醸造所へ立ち寄ってくれた。
ハーフマーン醸造所」といえば、ブルージュの旧市街内でもビール醸造していて、観光客などに工場内見学もさせているという有名な醸造所である。

旧市街内にある工場は小規模で、瓶詰工程がないらしく、ここまで運ばれてきて瓶詰されているのだそうだ ・・・ めんどくさい事をしているのだ。

そこである人は考えた ・・・ 「市内の工場から郊外の瓶詰工場まで、パイプラインで結んだらいいじゃないか!そうすればトラック輸送をしなくていいし、市内が静かになり、石畳道を痛めなくて済む」
それがさっそく行動に移され、マジに進行している

その経費を、醸造所出資と一般からの出資賛同者を募集している最中です ・・・ 出資した人には金額によって、ビールの配当があるらしい。


旧市街に入って来て、まだ時間があるからと、もう1軒のカフェに入ってみることにした。
「Cafe Rose Red」観光名所のフロートマルクトから近いが、裏通りにあるため、普通の人が普通に目にする事はないであろう、この入り口。

店内天井には赤いバラが吊るされている ・・・ ここは、隣のホテル付属のカフェであるらしい。

近頃、ブルージュではホテルのカフェが、外部からの客を引っ張り込むように力を入れているようである。

わが家のクマ太郎に似たラベルデザインが気に入っている Luplus の樽生があったので飲んでみた。
カウンターに入っているスタッフは、かなりのビール知識があるらしく、お客さんとビール談義をしていた。

テーブルの上にも赤いバラ

そうだ、僕の(建前上の)目的は「ブルージュにテニスをしに来た」のだった!
ま、朝に雨模様もあったので、「コートが乾くまでの間の時間つぶしをするため、カフェ巡りでも」という事だった。

4時半、予定通り、コートは使える状態になっていた(笑) A氏とシングルスでウォーミングアップをした後、このクラブ仲間3名もあとから来たので、3名ダブルス、2名シングルスの変則シフトで交代しながらテニスを楽しむ。

1時間半ほど汗を流したところで、雨が降り出して中断、そのまま解散という事になった。

僕とA氏は「飲み友」なので、その後市内に戻り「カフェ巡り」を再開するのだった。

小雨の降る中、傘を差し、艶の出てきた石畳の小道を歩く ・・・ ここは観光客が必ず行くであろうフロートマルクトとブルフ広場を結ぶ道路の途中にドア程度の幅で開いている路地を入ったところ ・・・ 普通なら見落としてしまうものだが、ビール通には避けて通れない道、「De Garre」がある。

何度か来た事があるので、ハウスビールは飲んだし、新商品という「BruggeTripel Zomergruut」を飲んでみた ・・・ 夏ビールと云う事なので、フルーティーな香りで飲みやすい ・・・ が、トリプルなので気を付けましょう。

ビール好きには知られた店なので、そこを目的とした観光客は結構いる ・・・ 特に英国からの客が多いようだ。

ブルージュのある西フランダース州は、1次大戦、2次大戦で激戦となった場所で戦死者も多く出た ・・・ 英国人もフランス人も多くの人がこの地で命を落とした ・・・ 戦死者の墓地も多くあり、それの慰霊のために訪れる人も多いのだ。

De Garre を出て、フロートマルクトを横切って ・・・
1番の観光名所であるフロートマルクトを立ち止まりもせずに横切るなんて、めったにない事だが、僕とAさんのカフェ巡りでは、単なる通り道なのであった。

次に来たのは「't Brugs Beertje」ブルグセ・ベールチェ ・・・ 「世界で最も洗練されたビアカフェ」とも言われる ・・・ やはり、ビール通の集まる店。

僕はギロチンビール


Aさんはホップス!
Hopus の正しい飲み方は、まず大きいグラスに盛大に泡を立てて注ぎ、少しだけ残しておく ・・・ 次にビンを振って、底に沈殿している澱を付属のミニグラスに注いで、その味を楽しむ。
1本で2種類の味が楽しめます!

小腹がすいたので、チーズとサラミのおつまみ追加!

ベルギーのビアカフェはいいねぇ~

雰囲気がいいし、値段もお手頃、客層もいい ・・・ ビール好きが集う場所で、なんとなく連帯感さえ感じてしまう ・・・ 言葉は通じなくても、目が合えば「ニコッ」と笑ってしまう ・・・ 「あなたも今、幸せでしょう?」と、言っているようだ。


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