久しぶりにベルギービールの話
何故ビールの話かと云うと、昨日、面白い事を発見したからである。
「面白い事」日本ではありえない話だと思うが、地元の酒屋さんで、賞味期限切れ、もしくは寸前のビールの投げ売りをしていたので、数本買って来た。
ベルギーでのビールは、普段0.7~1.5ユーロ(瓶代0.1ユーロ込み)位だが、この酒屋では上記の投げ売りを0.2~0.5€で行っていた。
0.2と言ったら20セントで、今の為替レートで行くと日本円で28円だよ!しかも瓶代を引くと14円と云う事になる・・・・。
「そんなばななーー!!」と思うでしょうが、ホントなのです。
いろいろなラベルを取り混ぜて9本で2.9ユーロだった(それ以外の正規商品も買いましたよ)
ま、慎重に1本づつ、ほとんど初めて買うものばかりだったので、味見をしてから、おいしいものがあれば、後日まとめ買いに行こうと思う(特に広告もしていないので、常時投げ売りコーナーを持っているのではないかと思う)
ベルギービールたち、あの針金の付いたキャップの瓶は、瓶代が通常の4倍(40セント)もする。
ベルギービールたち、ラベルがすべて個性的です。 僕の住むLier市の地ビール「PALLIETER」カラフルな虹に、市庁舎の鐘楼、グマルス教会の鐘楼、風車に木々と運河・・・そのまんまリール市の特徴を表している(風車は現在はないが)。
「PALLIETER」とは、Lier市民の、陽気に人生を楽しむ生き方、理想郷と云うような意味があるようです。
あ、このビールまだ飲んでいない。
「 このビールはリールのビールです」
「het bier van lier」
と書いてある。
このビールは飲んだ事がある、ハーブの効いた酸味もある、個性的な味わい、初めてこんなビールを飲むと「ゲッ」と思うはず、慣れるとチビチビ飲んで、味わえるようになる。 ずばり!Bruegel(ブリューゲル)
初期ネーデルラント絵画の巨匠、彼の埋葬されている教会へ行った事がある。
いかにも職人気質のオジサンといった感じの絵。
ラベルにも手作りである事を書いてある。このビールを開けて飲んでみた。原材料に小麦が使われているからか、フーガーデンの白ビールに近い味で、おいしかった!追加して買いたい1本だった。 おぉ!ブルゴーニュのマリー!
今なおフランダース人に愛される歴史上の女性、ベルギーの歴史を勉強すると、この女性の名が出てくる。
若い時から活発で、狩猟が好きな事から、鷹が一緒に描かれる。(25歳の若さで、狩猟中の落馬事故の後、亡くなった)
彼女の名を紐解いていくと、ブルゴーニュ公家、オーストリアのハブスブルク家、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世、Mechelenのマルガレータ、神聖ローマ皇帝カール5世、フェルナンド1世など、歴史上燦然と輝く名前が浮かび上がってくる。
あ、ビールの味は、複雑系、色も茶色で、チビチビ飲んで、いろいろな味わいを楽しむビール。 賞味期限の極めつけ、去年の冬季限定ビール?
「DE KONINCK」はアントワープの地ビール
賞味期限の刻印は一応02.12.09だった。
飲んでみたけど、色は茶色系で、味は甘みとコクがありおいしかった。
30セントだったので1c/s買ってこようかな?
その名も「ホップス」日本にも、同じような名のビールがあったような気がするが・・・。
やはり、ホップがそこらじゅうに自生している国の方が、本場の様な気がするねぇ。(まだ、飲んでいない) 僕が近所で採取したホップ
毬花が緑色のうちに採取して置いてあったので、そのままの色で、ドライになっていて、飾り物にも最適である。
ウチでは新聞紙の上に置いてあるだけだけど・・・。
その毬花から、1枚ずつはがしてみると・・・・
羽根の様なものの先に、種が付いているのが分かる。
黄色っぽいのが花粉の様な感じで、触ると指に付いて、指が黄色くなり、なかなか落ちない、ベタッとして脂分がある。
実は、ここがホップ成分の重要な部分であるらしい。
ビール以外にも、ハーブとして活用され、女性ホルモンを助け、更年期障害の軽減に役立つのだとか・・・(wiki調べ)
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