ベルギーって面白い国だ。
税金が高いから、なせる技を見せ付けているようだ。
税金も、住民の目に見える使われ方をするのなら、許せるだろうとの見本のような光景がある。
今回は地図を付けてみよう。
僕の住むLier市は中世からの町なので、昔は市壁があったらしい。
下の地図のマークがある所が、市の中心で市役所がある所。それを囲むように卵型に市街地が形成されているのが、旧市街、その旧市街を守る市壁の跡地に現在の「VESTEN」と言う遊歩道が出来ているのである
緑に包まれた「VESTEN」、今の季節は、枯葉の舞い散る季節であり、毎日のように積もるほど落ちてくる。
そこへ登場するのが「落ち葉掃除人」である。
背中にリュックの様な軽量エンジンを背負って、掃除機の逆の原理で、ブロワーで落ち葉を吹きとぼし、道をきれいにている。
背中にしょっているのは、重いだろうか?一人は女性だったが、ニコニコしながら、道行く人に声かけられたら、おしゃべりもして、僕が写真を撮るよーと、しぐさで示したら「Ok」と答えてくれた。
なかなか楽しそうな仕事に見えた。
遊歩道は5kmもあるから、1周するまでにまた積もっていたりして・・・。
仕事は毎日のようにある(それとは別に、遊歩道沿いには100m置きくらいにゴミ箱が設置されていて、それのごみ回収人も毎日歩いている)。
きれいになった歩道を散歩する老カップル。
ベルギー人て、いつまでも手をつなぐか、組んでいるんですねー、不思議ですねー、寒い国のせいなのか、何なのか、一人で歩くと何か物足りない感じがするんじゃないだろうか・・・。
そうだ、一人で歩く人は犬を連れている場合が多い。
一人で、用もないのに散歩をしている人は少ないように思う。
まだ実の入った栗も落ちてくる(そろそろ終わり)
セイヨウブナの紅葉(アカリスが好きな実を付ける)
広場の芝生も、落ち葉に埋め尽くされようとしている。
毎日通る、我が家の前の通りもきれいですね。
こんなにたくさん、街に木があって管理も大変だが、高い税金あっての事だなぁ、とつくづく感じる。
予算のない国だと、管理が大変だからよけいなものは作るな、植えるな、と、節約しながら、妙な所で莫大な金を使ったりしている。
僕も沖縄にいた時は、公園や海岸の清掃作業を、奉仕活動でやっていましたものね。
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