火曜日、オランダ国境に近いPeer市の義兄の家で泊まって、水曜の朝5時起床!
義兄とともに、とある施設の庭に遊具設置をするのが仕事だった。
5時起床、身支度をして、コーヒーを作ってポットに入れ、すぐに出発したから5:30頃出発したか ・・・ なぜこんなにも早く出るかというと、仕事現場はゲント市(Gent)を超えた所なので、高速道路でアントワープを通過しなければならない ・・・
交通渋滞で悪名高いベルギーの高速道路の中でも、アントワープ近郊で大渋滞を引き起こす ・・・ よって、朝の2時間の早出は1-2時間の時間の節約につながるのである。
それでも、朝6時過ぎにアントワープ突入した時には、ちょっとした渋滞だった ・・・ みんなこんなに朝早くからお仕事しているんだね ・・・ ほとんどは長距離トラックとコンテナ車、義兄曰く「殆どはベルギー以外の車だよ、オランダ、ドイツ、ポーランドなどから、フランス、スペインなどへ行くためにベルギーを通過するのだ」
こんなに外国の輸送車に利用されて、道路を傷めつけられて補修工事も頻繁にしているのに「通行料無料」と言うのは「お人好し過ぎはしないかベルギー」と、大きなお世話をしたくもなるが ・・・ 利用者にはありがたいことで、お陰でヨーロッパが低コスト流通により、市民にも低価格なフルーツや野菜が提供されていると考えると悪くもないか ・・・
ちなみに最近の調査で、欧州と米国の中で交通渋滞がひどいのはベルギーとオランダらしい。
実は大問題なのである。
ま、そんなベルギーの交通状況を見つつゲント市を超え、15km程行った田舎村にある施設に到着した。
施設の入り口には「赤十字」(Rode Kruis)の旗が掲げられていた ・・・ ここが「難民受け入れ施設」である。
田舎の、古い大きな農家の建物を改築して、多くの人が住めるようにし、寝室の部屋の他に食堂や娯楽室、遊び場(バレーボールや卓球台メリーゴーランドなどがあった)
このような施設がベルギーには16ヶ所ほどあるようだ。
僕らが行ったこの施設は小規模の方か、10家族、単身者も含めて65名ほど住んでいるようである ・・・ 住人を見た感じではアフリカ系、中東系、アジア系(韓国人が何名かいた)で、子供たちは無邪気に庭で遊び、青年や大人は仕事があるわけでもないので、ぶらり歩いたり、子供たちを眺めたりしている。
オランダ語の教育を受けているようである(この地の公用語がオランダ語とはいえ、子供たちの将来や大人が母国に帰った後は英語を使えたほうが価値があると思うのだが)
毎年冬になると問題になる、路上生活の難民たちと違い、ここで暮らせるということは彼らにとって、物凄い贅沢なことだと思うが、反面、母国のことを考える時間も多いだろうから、辛いことも多いと思う。
この場所で、僕と義兄は屋外で使えるフィットネスマシンと、子供のための遊具を数点、設置してきたのだった。
遊具設置には「穴掘り」が付きものであり、この芝の庭で「穴掘りワンワン」の僕であった ・・・
穴を掘るとザックザックと出てきたのは「古い瓦礫のレンガ」・・・「ふぅ、さすがベルギー!」と、感心してはいられない ・・・ おかげでスコップは立たないし、掘り起こすのが大変だったのだ!
ものすごい数の穴を掘った!
削岩機でレンガや石を割ったりも ・・・ 両掌にはテニス豆ならぬ、スコップ豆が盛り上がるほど ・・・ テニスで鍛えてなければ、皮が剥けていたことだろう ・・・
施設から、トウモロコシ畑越しにゲントからコルトレイクへ向かう電車が見えた。
16:30頃仕事完了!
帰り路にアントワープの渋滞に捕まり、回り道をしても渋滞、カーナビを頼りにさらに周りっ道をするも、道路工事でナビ通りに行けず ・・・ 困ったもんだのベルギー交通事情。
家まで義兄に車で送ってもらい、
僕はテラスに出て、蚊取り線香を点けて ・・・
ぷはぁ~~~
と、旨いビールを飲むのであった!
疲れた~~、しかしよくやった!自分。
一休みしてからユーロカップ、ポルトガル対スペインの試合をTV観戦。
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