土曜日のアントワープ街歩き~ぶらり ・・・
ロコックスハウス(博物館)Rockoxhuisへ行く途中に通りかかった、聖カロルスボロメウス教会に立ち寄る。
先週の土曜日もアーティステンミサというものに参加して、ギター音楽を聴いた教会だ ・・・ ミサの後に内部の写真を撮ろうとしていたが、照明を消されてしまったので、尻切れトンボになっていた。
内部の装飾も綺麗な教会である。
彫刻も見事な告解部屋
このブログでは結構たくさんの教会を紹介していると思うが、僕はキリスト教徒ではないけれど、教会の中は美術品に溢れていて、どこへ行っても教会があれば入るようにしているからであるが、やはりベルギーに住んでいるからには、そういうものも理解しないといけないと思っている。
友人知人、親戚が訪ねてきてベルギー案内するときは「僕は教会マニアになってしまっているよ」と言って教会案内をしているくらいだ。
そして、目的地のロコックス・ハウス(Rockoxhuis)にたどり着いた ・・・ 博物館である。
17世紀にアントワープの市長だったというロコックスのコレクション、今年2月2日から特別展「Het Gulden Cabinet」開催中 ・・・ アントワープ王立美術館が改修工事のため、同館収蔵作品は各地の美術館博物館に分散されてそれぞれ展示されているようで、聖母大聖堂でも長きにわたって開催中である。
なので、通常のコレクション+王立美術館からの作品が加わり、見応え充分の特別展となっている ・・・ しかも現在は、ベルギーの銀行KBCの所有となっていて、KBCの顧客は、KBCカードを提示すれば無料で入場できるという特典付き! ・・・ 僕はKBCカードを持っているので無料で入場できた!
通常料金でも2.50EURだから、高いわけではないが・・・
王立美術館から来た『ムランの聖母子』Jean Fouquet
有名なP・ブリューゲルⅡの「ネーデルランドのことわざ」
この絵の中に85ものことわざが描かれているという。
調度品も見事なものが多数アリ。
特別展なので、所狭しと名画で埋め尽くされている壁!
ルーベンスの作品
18:00までと思っていたが、閉館時間は17:00だった ・・・ 僕は30分ほどしかいられず、残念ながら係員に急かされながらの退場となった ・・・ んん、また行こう!
この、ロコックス・ハウス(Rockoxhuis)は目立たない場所にあるが、日本人に人気のカフェ・クイントン・マセイス(Cafe Quinten Matsijs)から徒歩5分くらいと、近いので「ついでに」寄って見るのもオススメですねぇ ・・・ 料金もコーヒー1杯、ビール1杯分くらいの2.50EURと、お手ごろだし ・・・
博物館の中庭 ・・・ 夏季にはきれいな庭になるらしい。
この博物館の特別展「Het Gulden Cabinet」のWEBサイトがまた秀逸で、現地に行けない人にはありがたいほど、綺麗な画像を見ることができて、説明もあります(英語版)
仕方なく街へ出て、またぶらりと歩いていると、お店の看板替わりの樽がぶら下げられているが、何も書いていない ・・・ ちょっと覗いてみると、なんか年代物の雰囲気。
スペイン物の、なんやかんやを売っているようであった・・・店舗があってワインなども多く売っていた。
聖パウルス教会。
ブレスハウス(肉屋のギルド)
アントワープの巨人伝説
この写真、何げに撮ったのだが、よく見たら右上のカモメの飛ぶ姿がクッキリと写りすぎているのではないかい!
初めての人には探すのが困難なアントワープの小道、Vlaaikensgangは、この小さな案内板が目印。
こんな小さな小道だけど、レストランが数軒あって、人気があるらしい。
小道を抜けたところにある小道?から見える大聖堂。
出てきた小道に引き返して、別の出口を探してみると、こんなところもあった ・・・ 迷路のようで面白い!
さあ、もう充分歩いたし、いつものカフェで休むか!
Cafe Quinten Matsijs
いつものカフェでいつものビール ・・・ 落ち着く瞬間。
やっぱりこちらも有名店なので、観光客も来るし、昔からの常連さんたちも、いつもの顔がいる ・・・ おじいちゃんたちだけど、僕も顔なじみになっているので、目が合えば、サッと手を挙げて 「ダッヒ!」 とご挨拶 ・・・ おじいちゃんが 「こんにちは!」 と応えたりする ・・・ 珍妙なり Cafe Quinten Matsijs!
マダムQさんも、忙しそうで、元気そうでした。
帰り道 ・・・ Meir通り
ケイゼル通り ・・・ 中央駅が見えてきた。
この時、まだ19時過ぎなんだけどね ・・・ 土曜日の夜というのに、人通りも少なく、なんだか夜中の雰囲気だ。
土曜日午後からのアントワープ街歩き~ぶらり ・・・ 観光客じゃないから目の色を変えて歩く必要もないし、道に迷う心配もない ・・・ ただ、当てもなく歩いたりするので、時々自分がどこにいるのかわからなくなったりする(笑) ・・・ それでも、自分が迷っているとは思っていないという余裕。
リール市は1時間歩けば、もう行くところがなくなってしまうが、アントワープはやっぱり巨大だ!
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