ベルギー移住生活: ベルギーの金婚式

日曜はKatrienの叔父様夫妻の金婚式（50周年）の祝いがあったので、そろって出席した。　金婚式、ベルギーでは「'50 jaar Huwelijk」　と、いうイベントになる。

5ヶ月前に「お祝いをするから来てね」と言われ、2ヶ月前に正式な案内状が届き、3週間前に申込締切だった。

13時開始のイベントで、5分前に会場の駐車場に着き、来場の他の皆さんと駐車場で久しぶりの再会の挨拶をして、13時に会場へ入る　・・・　最初に孫たちに迎えられて、食事の席のカードを貰う　・・・　テーブルの名前は孫たちの名前が付けられていた　・・・　そして御当人たちと挨拶を交わししてから中に入る。

50年前の結婚式の写真が飾られ、その後の人生のアルバムが置かれていた　・・・　黄色い箱はご当人たちへのメッセージカード入れ（現金同封の場合も・・・会費代わり）。

レセプション会場に入ると、軽やかな音楽が流れ、シャンペンやジュースが振舞われる。

しばらくはここでアペリティフタイム　・・・　食事に移る前の自由時間、適当な相手を探しておしゃべりを楽しむ時間だが、ま、僕はおしゃべりできないし、Katrienの側に立っておき、少し通訳をしてもらい対応する。

80歳近い方たちなので、友人知人もそれくらいだし、3人の娘と旦那、その子供たち9人　・・・　落ち着いた雰囲気だ。

食事のテーブルセッティング　・・・　ナイフやフォークがたくさん並べられているということは、それだけの品数の料理が出てくるということで　・・・　「ナイフやフォークは外側からとって使うように」　と、Katrienに教えられていた　・・・　ひとりにグラス3個もあるし（白ワイン、赤ワイン、水）格調高いテーブルである。

滅多にこんな食事はしない僕なので、これを見ただけで「すごいなぁー」と思うのである。

皆さんには慣れたもんでしょうけど　・・・

ご当人たち登場！　「 Paul & Mia 」

ご主人の Paul さんは、Katrienのご両親の兄弟で、ただひとりご存命の方である。

会場の皆さんに挨拶をする Paul 叔父様　・・・　結婚した時の話や、その後の人生について面白く話して笑いを誘っていた。

本日のお品書き　・・・　んー、なるほど　・・・

ジャーンと出ました　ロブスターの半身のサラダ、、身がでかい！

僕らのテーブルの隣に来たインストルメンタル・トリオ

2皿目、ガチョウの肝臓（フォアグラ）でかい！

孫たち（13歳から21歳まで）9人がひとりづつ、爺ちゃん、婆ちゃんに対する思いをコメントする。

一番末っ子の孫から、トロフィーを手渡され喜ぶ Paul お爺さん。

それにしても、みんなスピーチが上手だね　・・・　もちろんオランダ語だけど、原稿を持ってはいるが、よどみなく話し、抑揚を付け、（笑わせる）間をとり、右にも左にも向いて、みんなに向かって話している様子はまるでアメリカの大統領演説だ！

で、孫たち全員がお爺ちゃんにだけトロフィーをあげたが、その訳は　・・・　孫たちが祖父母の家に遊びにいくと、棚にはトロフィーがたくさんあって、それは全てお婆ちゃんがカードゲームの大会で勝ち取ったもので、お婆ちゃんはそれを大切にしているらしい　・・・　孫たちはそれをよく見ていた　・・・　孫たちは、この日一気に9個のトロフィーをお爺ちゃんに授与して、お婆ちゃんと肩を並べられるようにしたのだ！

孫たちは偉いね！

お爺ちゃんに才能がないわけではない、司法書士として仕事一筋頑張ってきて、トロフィーをもらえるような趣味を持っていなかっただけなのだ。