前回の続き ・・・ 2年前のベルギー留学生だった日本人のYちゃんが、ベルギー旅行に来ているので、ブリュッセルで待ち合わせて、会ったのだった。
ブリュッセル中央駅
中央駅からグランプラスへ向かうと、ベルギーワッフル屋と
フリッツ屋が向かい合わせに店を構えている。
その向かい側にある小さい広場の噴水と銅像。
さらにもう少し歩くと、ヨーロッパ最古のギャルリー(Royal Galleries of Saint-Hubert)がある。
ブリュッセルに来たらまず、ここに来なければなるまい、というような観光名所のグランプラス ・・・ その中の主役と言っていいブリュッセル市庁舎!
僕がブリュッセル中央駅に着いてから、Yちゃんに電話して「今、どこにいるの?」聞いたら「グラン・プラスにいます」 というので、とりあえず来てみた。
まぁ、まずは慌てず「世界で最も美しい広場」と、ヴィクトール・ユーゴ―が言ったという広場を眺め渡す。(ユーゴーは1851年12月、フランスからベルギーに亡命し、9年間暮らしている。そしてこの時期に、レ・ミゼラブルを書き上げたという)
いつもより人は少ないなぁ~
ユーゴーもこの風景を眺めていたのかぁ~ ・・・ て、いうか、ユーゴーはこの建物の一室で、ベルギー亡命生活の、最初の6か月間を過ごしていたらしい。
「王の家」の写真を撮ってから、携帯に電話をしてみた 「今、どこにいるの?」 「グラン・プラスにいますよ」 ・・・ 「あ、そう、僕は市庁舎の門にいるから、そこに来てくれる?」 ・・・ と、ここでYちゃんの姿発見! 王の家の前にいて、キョロキョロしている ・・・ Y「市庁舎ってどこですかぁ?」 ・・・ 僕「あなたが立っている、向かい側の大きい建物だよ~」
で、再会を果たす ・・・ 少し大人になったYちゃんだ。
たくさんの彫刻が施されている市庁舎の壁。
へぇ~、近頃はブリュッセルにも観光馬車があるんだ ・・・ 僕は初めて見たね!
「ところでYちゃん、セルクラースの像は見たことある?」 と聞くと 「知りません」と言う ・・・ ならば、すぐそこにあるから ・・・
セルクラースの像 ・・・ 「その黄金色の像に触れると、幸せが訪れると言われているから触っておいた方がいいよ!」 と、触ってもらって、記念写真も撮ったが ・・・ 「実はこれ、本物は修復中で、レプリカが置かれているんだよねー、ご利益はあるかねぇ」 とまで言ってしまった。
観光客みんなが、この像の右腕を触るので、塗料がはがれてしまってます(笑)
「どこか行きたい所はある?」 と聞くと 「小便少女を見たいのだけど、場所がわからなかったんです」 という 「それもここから近いから見に行こう!」
という事で歩き出す ・・・ グラン・プラスからは、わずか300m位だけど、裏通りで袋小路なので、地図を持っていてもなかなか探せない場所なのだ。
途中、レストランのアイキャッチで、樽の上の小便小僧が、ビールグラスに黄色いおしっこを落としている面白い像がある。
ハイ、やってきました小便少女の前 ・・・ 写真を撮るのが恥ずかしいくらいです。
このあと、向かい側にある、デリリウムカフェ・ブリュッセルに入って、軽くビールを飲むのでありました。
カフェから出てきて 「小便小僧もまだ見てないんです」 と言うYちゃん ・・・ 「うん、それも近いから見に行こう!」
グラン・プラスにいったん戻って、反対側の小道を歩くこと5分ほど ・・・
「世界3大ガッカリ名所」なんて言ったらかわいそうだよ、大人気なんだから ・・・ 見た人はガッカリなんかしていない ・・・ つい、笑顔がこぼれてしまうのだ。
「世界一の衣装持ち」とも言われるが、この日はありのままの姿でした。
記念メダル販売機。
ワッフル屋さんの看板小僧!
ワッフルカップ ・・・ いや、ワールドカップ、サッカー応援モードだ。
頑張れ、赤い悪魔!
僕はこういうのは苦手です!
食べるなら粉砂糖だけのプレーンに近いやつがいい!
外は小雨が降っていて、あまり遠くへ歩くには時間も余裕があるわけではなかった ・・・ グラン・プラスから近い所に、地中海レストランが軒を並べる通りがあるので、そこで軽い食事をとる事にした。
僕はピルスビールのハーフリットル ・・・ このレストランでの注文は、Yちゃんにフランス語でやってもらった ・・・ 「学校で習っているフランス語を試すためにベルギーへ来た」 というのだから、実践してもらった。
食べたのは二人とも、トルコ料理のケバフ!
単純なメニューに見えて、ボリュームがあり、われわれには軽い食事とは言えない!・・・ おいしかったよ!
帰りがけに「写真を撮らせてね」 と言ったら、店のお兄ちゃんがポーズをとってくれた ・・・ いいやつだ!
みたび、グラン・プラスへ出る。
そう言えば、この右側の建物群は去年、修復工事を終えたばかりなので、特にきれいだ!
これならユーゴーに「世界で最も美しい広場」と言わしめた事も納得できる。
夜のグラン・プラス ・・・ 雨上がりの艶も加わり、ことさら美しい!
ユーゴーは「ブシュッセルの市庁舎は宝石である・・・」とも言っている。
夜の中央駅も照明効果で昼よりも美しい!
中央駅のホームは地下のみである ・・・ たまたま、帰りの電車は同じで、僕が先に降りることになった。
あ、終わってみれば 「ブリュッセル観光」と言いながら、回ったのはグラン・プラス、小便少女と小便小僧、デリリウムカフェとトルコ料理のケバフ、中央駅との道のりだけだったか ・・・ ま、午後3:20着、6:40発なので、3時間20分のブリュッセル観光だったからね。
Yちゃん、日本に帰ったらフランス語頑張って、ベルギー(欧州)で生活(仕事)出来るようになるといいね ・・・ 彼女の希望!
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