アントワープ・ベルヘムの100年前の高級住宅街、コーヘルス・オシレイからトラムに乗り、中央駅を通過して2番目の駅がルーベンスの家に近い、Sint-Jacobstraat(聖ヤコブ通り)で下車する。
Sint-Jacobstraat(駅)で降りると、その場から大聖堂の塔が見える ・・・ そう、ルーベンスの大作が収蔵されている教会だ。
そして、後方に目を向けると、聖ヤコブ教会(Sint-Jacobskerk)の塔が見える ・・・ この教会にはルーベンスが埋葬されている ・・・ が、今現在この教会の内部は大修復中で入場できない。
Sint-Jacobstraat からショッピングストリートである Meir通りへ出ると、この大きな鷲の像(噴水)があるワッペル広場に出る ・・・ その奥の方に少し歩くと
ルーベンスの家があり、向かい側のガラス張りの建物でチケットを売っている。
さて、ここでお得情報です!
アントワープでは毎月最終水曜日は、美術館、博物館の入場が無料になります ・・・ 全てではないと思うが、ほとんどが無料です ・・・ チケット売り場、もしくは受付で、念のため聞いた方が良い ・・・ 無料だからと言って、挨拶もなしに無断でツカツカと入って行くのは無礼というものだ。
僕はちゃんとKatrienから、挨拶を習っておいたのさ!
「Is het gratis toegang Vandaag?」
(今日は入場無料ですか?)
「een tickets alstublieft」
(チケットを1枚下さい)
「Dank uw wel」
(ありがとうございます)
も、お忘れなく!
そのほかに、「パンフはオランダ語、英語、フランス語、どちらにしますか」 と聞かれたが 「日本語はありますか、なければオランダ語でいいです」 という会話もあった。
無料なのに、ちゃんとチケットが発行され、案内パンフももらえるのである。
最初に入った部屋が、ルーベンスの居間のような暖炉があり、生活用品も置かれている ・・・ まるで民族博物館のような ・・・でもしっかり、絵画もある。
各部屋には監視員がいる ・・・ ここでもうひとつオランダ語で必要な文句を試してみた。
「Mag ik foto's nemen?」
(写真を撮ってもいいですか?)
「Zonder flash」
(フラッシュなしで)
と、答えられたので撮影OKである事がわかった。
第2の部屋、ルーベンスの自画像が飾られている。
個人の住宅だったわけだから、こういう造りだよねやっぱり。
水曜日は、学校が半日で終わるので、学生たちが団体で来て、先生の解説を聞いていたりする。
そういう日を無料開放日としているところはさすがだねぇ、アントワープ市 ・・・ 芸術都市には次世代を担う若者たちが育つと思うよ。
開放日じゃなくとも、12歳以下はいつでも無料という特権まである!
小さい部屋をひと通りまわったところで、中庭の見える2階のテラスに出られる ・・・ 外の空気を吸って、リフレッシュして次へ向かうのだ。
アトリエだった広い部屋!
ここには美術館のように多くの絵が展示されている。
楽園のアダムとエヴァ ・・・ ベルギービールのラベルにもなっている有名な絵だ。
壁の1部は修復中で、その分は展示も減らされていたのか?
未完成の絵の展示もあり、馬の前足が3本見えたりしている ・・・ なるほどね、そうやって構図を決めていくんだねー、と、妙に納得できる展示だ。
ルーベンスのお庭
まだまだ、花が咲き乱れるという季節ではないが、クロッカスが静かに咲いていた。
中庭から見た外の世界への門。
中庭にあった井戸のポンプ。
蛇口がピカピカだ ・・・ みんなが撫でているのだろうか?
ルーベンスが触っていたであろう蛇口に触るとご利益があるとか、絵がうまくなるとか、そんな云い伝えでもあるのだろうか?
中庭の柱廊
入場から退場まで約40分の美術鑑賞でした。
ルーベンスにさようなら!
ルーベンスの家からすぐそこ、先ほどの「鷲の噴水」のとなりに、アントワープ宮殿なるものがある。
以前に紹介したので止めておくが、チョコレートラインの2号店は、この宮殿の中にあるのだ。
目抜き通りを歩く ・・・
さりげなく、ヨーロッパで最初の高層ビルが建っている。
アントワープの「手」で遊ぶ子供たちの写真を撮るママ!
このあと、肉屋のギルドハウス(Vleeshuis)・・・ 古楽器博物館だが、バロック楽器のコンサートが無料で聴けるというので、行ってみたが時間に遅れていた事もあり、「満員御礼で入場不可」だった ・・・ ま、仕方ないので印刷博物館に行くことにする。
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