前回、風車だけを取り上げたMol(モル)の町、人口約33,000人くらいでLier市とあまり変わらないが、アントワープ州で一番大きな(市でない)町なのだそうだ。
市街地の規模は小さいが、郊外には運河や湖が多くあり、自然を満喫できる。運語沿いには自転車道が整備され、運河に沿った工場も多数ある。
Mol駅で降りて、まず向かったのは教会と役所のある広場・・・と言う事は町の中心です。(教会前のバス停)
駅前から中心までのショッピング街も、割と新しい建物が多く「中世風の」古い建物は見当たらなかった。でもこの辺りは旧市街と言われているようです。
教会の後ろの一角にモニュメントがあります。
第一次世界大戦の戦没者慰霊碑。
St.-Pieter en Pauwelkerk(聖ピーターとパウエル教会)
oude gemeentehuis(旧町役場)
教会の正面にでんと立つ白い建物、今は観光案内所になっている。(フランス式の建築だそうですね)
それにしても、教会の正面をふさぐ感じで建てられているのはなぜか?
何らかの事情があったと思うのだが、普通は広場を囲んで向き合うように建てるんですけどね。(今の僕には、その謎解きは無理です…オランダ語能力がないので…)
町の中心の広場、花壇があり、噴水もあり、和めます。
教会の横の小道を抜けると、自転車道に入れる。
この小川、単なるどぶ川ではありません。
どぶ川と言うと失礼ですね、ちょっと濁ってはいるが水草も生え、緩やかな流れがあります。
この川はネーテ川(Nete)、なんとこの川の流れに乗っていくと、僕の住んでいるLier市までたどり着けるのです。Lier市を流れているネーテ川の上流なんですね。
前回紹介した風車 (Molen van Ezaart)を通過
運河に到着
運河の水門、ここを境に運河の水位が変る(1.5m~2m)
こちらでは略してSAS(サス)と言っているんですがね、何の略かまで知らない。
ちょうどこの部分に船が入って、水位を上げたり下げたりして、船を川下へ送ったり、川上へ送ったりする。
ちょうどこの水門の前を、奇妙な自転車が通り過ぎていった。
わっかるかな~?2番目の人、背もたれのある椅子に座っている感じだが、前に突き出した足でペダルをこいで、おしりの横にあるハンドルを両手で持っている。
それでも普通の自転車のスピードで走ってますよ!
目線が低い分「F1レーサー」気分を味わえるか?
運河沿いの工場運河に架かる橋(鉄骨に見えるがコンクリート製だった) またも水門 、約5kmごと位にあっただろうか、僕は3つの水門を通過した。水門前にあった花壇 、その後ろにカフェがある。水門の前で、信号が青になるのを待つ船が3隻(信号があるんですよ) 運河の横にあった池、この辺りは地質的には砂地であるらしく、大きな湖 Het Zilvermeer(銀の湖)には白いきれいな砂浜(ビーチ)があり水浴場になって、有名な観光地であるらしい・・・が、今回は行かなかった。 この日2回目の水門には、ハネ橋も付いていた。 モーターボートで運河を楽しむ人 水上スキーを楽しむ人もいた。 僕はサイクリングを楽しんだ後、Molの駅に戻ってきました。割と新しそうな駅です。 その隣には古い駅舎があり、あまりにも朽ち果てています。
文化財に残すつもりなのだろうか? 旧駅舎の前を僕が乗る電車(Antwerpn行き)が通過してきた。 電車の車両の中には一部、自転車用のスペースがあり、自転車を固定できるようになっている。
MOLに別れを告げる車窓より・・・。
2 件のコメント:
こんにちは、モル在住のものです。
運河沿いの工場っぽい建物(2本の煙突と冷却塔)は、今はもう動いていませんが石炭火力発電所だそうです。
ありがとうございます。
発電所だったのですか、ベルギーの所々でそういう形の煙突と冷却塔を見かけるんですよね。
ひとつ謎が溶けたような気がします。
Mol近郊も、サイクリングには最適な場所でいいですね。
コメントを投稿