4.10.11

ひげ面変人で好かれる!

前の投稿の続きなんですがね・・・

って感じだが、あの日の後日談です。

沖縄観光ガイドブックにも載っている、観光客に人気のカフェ「山のカフェ・楽水」に行った時のこと・・・IMG_1291カフェへ通じる遊歩道沿いには、めずらい草花が多く咲いていたので僕は熱心に写真を撮っていた。

カフェの入り口に近づいたとき、カフェから女性が出てきて、僕の姿を見て、笑顔で軽く会釈をして通り過ぎて行った。

やがて遊歩道は「工事中」の看板が掛けられて行き止まりの雰囲気だったので、僕とKatrienは立ち止まって高台から眼下の風景を眺めていた。

IMG_1294すると先ほどの女性が戻ってきて、僕に「カメラマンの方ですか?」と聞くので「いやとんでもない、僕はただの素人ですよ、珍しい草花が多くて面白いですね、風景もきれいでいいですねぇー」と、答えると、僕がKatrienを連れているので怪しいと思ったのか「どちらから来られたのですか?」と聞くので「ベルギーから来たのですが、里帰りです。僕は佐敷の出身で…」IMG_1244などと会話が始まり、僕はすぐにこの女性が、このカフェのオーナーであることを察した。

このひげ面でカメラを持っている男と、沖縄の織物の研究をしていたという、ベルギー人女性の組み合わせは大いに興味をもたれたようで「よろしかったらウチ(自宅)で一緒にお茶しませんか」なんて話がとんとん拍子に決まり、「翌日」ということになった。

奇遇なことにオーナーの家というのが、僕らのテニス仲間の家の隣なので、その夫婦も一緒にということで話がまとまった。

オーナー夫人は「遊歩道に工事中の看板がありますが、入って行って上に登っていいですよ、頂上にウチがありますが、ちょっと坂がきついですよ」と言ってくれたので、前回の投稿のような散策ができたわけなのであった。

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テニス仲間の友人宅の庭から見た、カフェのオーナー邸。

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山のカフェから、遊歩道を伝って山登りしてきて、頂きに見えてきたオーナー邸。

シーサーが見守っている!

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赤瓦は古民家からの再利用、木造住宅、石積みの塀。

この風景はKatrienが「私の理想の家」というほどである。

外見は昔ながらの「沖縄の家」だが、大きく開いた窓(3枚の網戸)を開けば、奥武島の海岸から摩文仁の丘を見渡す大パノラマが広がる・・・、内部はシンプルにワンルーム、寝室だけ引き戸で仕切ることができる。

フローリングの床と畳間も平らなバリアフリー設計。

そんな家の中で、オーナー夫妻、隣のテニス仲間夫妻、僕とKatrienで楽しい会話の時間を過ごした。

オーナー主人曰く「僕は変人が好きなんですよ!僕も変人だけど、僕の周りには変人ばかりが集まる。それでいいんだ・・・」なんてことから、沖縄(日本)とベルギーの違いとか・・・「観光立県沖縄と言っているが、こんな所はおかしいんじゃないか!」なんてまじめに、行政への提言の話まで・・・。

シンプルライフ、作らない、飾らない。

あるとき、テレビのインタビューを受けて、できるだけ正しい日本語で話そうと努力したが、後で聞いたら恥ずかしい日本語だったことに気づき、「ウチナー日本語でいいじゃないか、沖縄語だけでもいいじゃないか」と思ったそうだ。

観光客の多い自分のカフェで、わざと沖縄語で話しかけ、本土からの観光客を「きょとん」とさせてから日本語で話すという、「それが我々の最高のサービスではないかと思う」と悟ったようなのでありました。

オーナーご夫妻、僕らも変人仲間に入れていただきありがとうございます。

奥様、忙しい中、時間を作っていただき、お好み焼きまでごちそうになりありがとうございます、とてもおいしかったです。

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3 件のコメント:

お蝶夫人 さんのコメント...

masayukiさんは洒落た服屋や自転車屋を経営してそうな雰囲気です。フレンドリーワイルドといいましょうか。ヒゲやボウズの日本人男性少ないですが、雰囲気があり素敵ですよね。ま、川島選手が一番ですけど。

お使いの赤土コートは遅いのですか、ほー。私の行ってる赤土は速く、冬使ってるカーペット+砂利のは遅いです。土地によるんでしょうね。

まさゆき さんのコメント...

へ~、フレンドリーワイルドって言葉があるんですか?
カッコ良さそうですね、そうなってみたいもんです!

お蝶夫人 さんのコメント...

私の作った造語ですから、あしからず。