前の投稿の続きなんですがね・・・
って感じだが、あの日の後日談です。
沖縄観光ガイドブックにも載っている、観光客に人気のカフェ「山のカフェ・楽水」に行った時のこと・・・カフェへ通じる遊歩道沿いには、めずらい草花が多く咲いていたので僕は熱心に写真を撮っていた。
カフェの入り口に近づいたとき、カフェから女性が出てきて、僕の姿を見て、笑顔で軽く会釈をして通り過ぎて行った。
やがて遊歩道は「工事中」の看板が掛けられて行き止まりの雰囲気だったので、僕とKatrienは立ち止まって高台から眼下の風景を眺めていた。
すると先ほどの女性が戻ってきて、僕に「カメラマンの方ですか?」と聞くので「いやとんでもない、僕はただの素人ですよ、珍しい草花が多くて面白いですね、風景もきれいでいいですねぇー」と、答えると、僕がKatrienを連れているので怪しいと思ったのか「どちらから来られたのですか?」と聞くので「ベルギーから来たのですが、里帰りです。僕は佐敷の出身で…」などと会話が始まり、僕はすぐにこの女性が、このカフェのオーナーであることを察した。
このひげ面でカメラを持っている男と、沖縄の織物の研究をしていたという、ベルギー人女性の組み合わせは大いに興味をもたれたようで「よろしかったらウチ(自宅)で一緒にお茶しませんか」なんて話がとんとん拍子に決まり、「翌日」ということになった。
奇遇なことにオーナーの家というのが、僕らのテニス仲間の家の隣なので、その夫婦も一緒にということで話がまとまった。
オーナー夫人は「遊歩道に工事中の看板がありますが、入って行って上に登っていいですよ、頂上にウチがありますが、ちょっと坂がきついですよ」と言ってくれたので、前回の投稿のような散策ができたわけなのであった。
テニス仲間の友人宅の庭から見た、カフェのオーナー邸。
山のカフェから、遊歩道を伝って山登りしてきて、頂きに見えてきたオーナー邸。
シーサーが見守っている!
赤瓦は古民家からの再利用、木造住宅、石積みの塀。
この風景はKatrienが「私の理想の家」というほどである。
外見は昔ながらの「沖縄の家」だが、大きく開いた窓(3枚の網戸)を開けば、奥武島の海岸から摩文仁の丘を見渡す大パノラマが広がる・・・、内部はシンプルにワンルーム、寝室だけ引き戸で仕切ることができる。
フローリングの床と畳間も平らなバリアフリー設計。
そんな家の中で、オーナー夫妻、隣のテニス仲間夫妻、僕とKatrienで楽しい会話の時間を過ごした。
オーナー主人曰く「僕は変人が好きなんですよ!僕も変人だけど、僕の周りには変人ばかりが集まる。それでいいんだ・・・」なんてことから、沖縄(日本)とベルギーの違いとか・・・「観光立県沖縄と言っているが、こんな所はおかしいんじゃないか!」なんてまじめに、行政への提言の話まで・・・。
シンプルライフ、作らない、飾らない。
あるとき、テレビのインタビューを受けて、できるだけ正しい日本語で話そうと努力したが、後で聞いたら恥ずかしい日本語だったことに気づき、「ウチナー日本語でいいじゃないか、沖縄語だけでもいいじゃないか」と思ったそうだ。
観光客の多い自分のカフェで、わざと沖縄語で話しかけ、本土からの観光客を「きょとん」とさせてから日本語で話すという、「それが我々の最高のサービスではないかと思う」と悟ったようなのでありました。
オーナーご夫妻、僕らも変人仲間に入れていただきありがとうございます。
奥様、忙しい中、時間を作っていただき、お好み焼きまでごちそうになりありがとうございます、とてもおいしかったです。
3 件のコメント:
masayukiさんは洒落た服屋や自転車屋を経営してそうな雰囲気です。フレンドリーワイルドといいましょうか。ヒゲやボウズの日本人男性少ないですが、雰囲気があり素敵ですよね。ま、川島選手が一番ですけど。
お使いの赤土コートは遅いのですか、ほー。私の行ってる赤土は速く、冬使ってるカーペット+砂利のは遅いです。土地によるんでしょうね。
へ~、フレンドリーワイルドって言葉があるんですか?
カッコ良さそうですね、そうなってみたいもんです!
私の作った造語ですから、あしからず。
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