先日、Lier市内の観光案内をさせてもらった、ロンドンからベルギーひとり旅のKさんは、5泊6日もLierに住んでいた!
よほどLierの町が気に入ったらしく、同じ場所をひとりで何度も何度も歩いた・・・。
カリヨンの音と、静かな街並みに癒され、穏やかな市民を観察し、カフェでコーヒーを飲みながら本を読み、落ち着く時間もたっぷりあった・・・。
珍しい旅行者だよね、初ベルギー旅行で「あっちもこっちも行きたい!」というのが普通だと思うが(わが4姉妹のように・・・)。
「Mechelenの町もいい所だよ」と、アドバイスしていたが、そこへも行かず、ずっとLierにいたというのだ・・・、ある意味贅沢だね。
そんなKさんを「アントワープまでは近いし、案内するよ!」と、僕もちょっと街を歩きたかったので、一緒に行った。
着いた駅が立派な観光名所だ!
アントワープ中央駅のてっぺん!
横浜中華街じゃないよ!
アントワープの中華街も少し歩いてみた。
一番のショッピングストリート(Meir)へ出る。
「ルーベンスの家」にも行ったんだけどね、行っただけで博物館になっている内部には入らず、外から覗き見しただけ・・・。
ヨーロッパ初の高層ビル。
アントワープのシンボルは「手」だ!
フルン広場
ルーベンスさんも「手」を広げてます。
アントワープへようこそ!
Kさんは、「アントワープ聖母大聖堂の、ネロが見たがっていたルーベンスの絵を見たい!」と言うので、「僕はもう、何度も観たから、そこの角のカフェでビールを飲みながら待ってるよ」と、ひとりで入ってもらった。
僕はひとりで角のカフェへ行くと・・・なんと!休業日だったぁ!
大聖堂の前に工事車両が止まっていて、向こうのカフェの様子が見えなかったんだよなー・・・、くそ!
って、となりのカフェを見ると、外から見えるテラス席は満席。
しょうがないから、近くのミニスーパーで缶ビールを買ってきて、大聖堂前にある銅像の下の石段に腰かけて、外で待つ事になった。
銅像っていうのがこれで、これもやはり「手」を持って投げようとしている・・・、少し前に書いたアントワープと手にまつわる伝説の兵士ブラボーの像である。
市庁舎前の噴水とは違うが、この銅像の作者が Quinten Matsijsという人で、あの古いカフェ「Cafe Quinten Matsijs」の店名にもなっている、えらい方なのである。
まあ、古いカフェのテラス席でビールでも飲んでいると思えば、お安いものだ。座っている場所から見る、大聖堂前の広場の様子、となりのテラス席はガラガラに空いているが、レストランの席なのでビール1杯で座るには気が引けるのだった・・・。
(その隣で缶ビールを飲むというのも、なんだか・・・なんだが)
Kさんが出てくるまでに1時間はかからなかっただろう、「素晴らしかったー!」 ・・・ネロとパトラッシュに出会えたような気がしただろうか?
市庁舎前のブラボーの噴水。
手を切り取られた悪者、巨人ドリュオン・アンティゴーン!
「手」だけじゃなく、頭も切り落とされているではないか!
18:30頃、夕暮れになり、ライトアップされた大聖堂。
アントワープで一番細い路地(Vlaaikensgang)に入り、迷路探検を始める!
わくわく・ドキドキ、重い木のドアを開けると居間と暖炉。
さらに先へ行くと、淡いライトが点いた地下への入り口が・・・
店の看板がある
「Pelgrom Taverne-Restaurant 」
これはまさに隠れ家だ!
ところどころに生活用品のような置物があり、
地下道は結構長く続いている。
まるで博物館だ!
15世紀にできたらしい地下室の古いカフェでKさん、Kwakビールを飲む!
僕は普通にLeffe Blond。
地下の古いカフェから出ると、すっかり暗くなっていた!(Pelgrimsstraat15)
赤い窓と赤いドア、赤い枠の看板が目印。
地下室から出てきたら、素晴らしい大聖堂の姿が目に飛び込んでくる!
再び迷路探検、ここにも地下へ降りるように入っていくレストランがあった!
酔っぱらってから入ろうものなら、危ない石の階段!
ライトアップされた大聖堂のそばに満月が!
今度は地上にある古いカフェ「Cafe Quinten Matsijs」
ここでは、僕が来ることを予知していた散策夫妻が先に来ていた!
11日に行われるサッカー日本代表の、対タジキスタン戦をアントワープの自宅PCで、オンラインLIVE観戦する相談をするためだった。
そうなのだ、明日だ!・・・リール(Lier)から送り出したGK川島選手をアントワープから応援するのだ!(総勢5名くらい集まる予定)
とりあえず、アントワープの地ビール「ボルケ=De KONINCK」をKさんにも飲んでもらう。
ほら、「手」のマークがあるでしょう!
僕はマレッツ・ブラウン(MAREDSOUS BROWN)、Kさんはラ・シュフ(LA CHOUFFE)で、〆
アントワープ観光は、半分はカフェめぐりだった。
アントワープから帰ってきたら、静かなLierの町だ。
2 件のコメント:
今日も素敵な写真に感動です♪
emaさん、ありがとうございます!
ベルギーはめっきり寒くなりました。
沈みがちな気分になりますが、楽しみを見出して冬を乗り切りたいと思います。
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