さてビール好きのみなさん、ブルージュ(Brugge)の旅も佳境に入ってきて、ブルージュの住人Aさん案内によるビアカフェめぐりをお楽しみください。
ブルージュの旧市街を囲む運河沿い、カワウが羽を休めている。
運河と遊歩道の間に建つ白い古そうな建物。
若いベルギー人旦那とアメリカ人奥さんが経営するジャズカフェ。
窓も大きく、明るい店内
普段はCDからジャズ音楽を流しているが、週末にはJAZZ LIVEがあるようだ。
5種類ある樽出しビールの中から・・・
Keizer Karel blond(3.2€)
まずは神聖ローマ帝国皇帝カール5世に敬意を表して、スタートの1杯で乾杯!
グラスには皇帝カール5世の横顔がプリントされている。
カール5世の横顔を見ながらこのビールを飲むと、ベルギーの歴史に想いを馳せながら、チビチビと飲むと気持ちいい(この日はテニスが終わったばかりだったので、Aさんとテニスの話ばかりしていたが)
カール5世は1500年にベルギー・ゲントで生まれ、父は早死にし、母は狂女となった(この両親はLierの聖グマルス教会で結婚式を挙げた)ので伯母であるメッヘレンのマルガレータに養育され、帝王学を授けられたという。
彼の生い立ちにLierの聖グマルス教会や、Mechelenのマルガレータが登場するので、僕にも関わりがあって他人とは思えないのだ!(カールおじさんと呼びたい・・・・、あ、違うか)
15世紀から16世紀あたりのベルギーの歴史は面白い!
今でもその当時の建物が誇らしげに残っているのだから、歴史に想いを馳せる所がたくさんある・・・、ビールをこよなく愛したというカール5世に乾杯!
味は?
色はブロンドだがもちろん、普通のピルスビールとは違う、味に深みがある。アルコール8.5%を感じさせないくらい飲みやすいビールだ。
そのまま座っていると2-3杯は飲めそうだが、まだ1軒目なので1杯で止めておいた。
Tongerlo blond(3.0€)
Aさんは、同じような色のこのビール。
マダムがアメリカ人という事でか、ニューヨークテイストを漂わせている。
これもベルギーにあっては希少価値だろう。
黒板に書かれたメニュー表も英語だし、カウンターのバック棚にはウイスキーやバーボン系のボトルが並んでいた。
カール5世を飲み干した後、外に出てもまだ明るい!
15世紀に建てられたエルサレム教会
教会と隣の建物の間に門があり、レースセンターという事だった。
表から見える中庭、「チケットはこちら」の看板あり、有料だ!
もちろん、そんなところに入って時間つぶしをするような時間は、僕らにはなかった。
ブルージュで一番古いカフェを紹介するというので、歩いていると白壁の建物の通りに入って行った。
白壁に赤い窓枠が上品だ。
看板に1515と書いてある。
皇帝カール5世が15歳の時に出来た店だ!
入り口から入るとすぐに2階の階段に上がるようになっている。
その店内の真ん中に昔のストーブ、となりに石炭が置いてあって、中では火がついていた・・・、隣のテーブルに座ったものだから暑いくらいだった。
古そうなものがたくあん飾ってある!
Brugse Zot blond(3.3€) と、Tripel Karmeliet(3.5€)
僕はTripel Karmeliet(Alc8.4%)
ちょっと薄めのblondで、少し濁りがあり、飲んでみるとフルーティーな香りが広がる…「おいしい!」と、女性に好まれそうだが、アルコールがトリプル8.4%もあるので、コロリといってしまうかもしれないなぁー、、危ない危ない。
静かな雰囲気の店内だが、
待ち客も出るほどだった。
トイレに行こうと、奥の角にある黒いドアを開けると・・・。
なんと!外へ出てしまうではないか!
厠は離れの方にあった。
そして1階にはレストラン風のお店で、ここも客がいっぱいだった。
用を済ませて、カフェに向かうと、赤い三角ひさしがカフェの(トイレの)出入り口、冬は大変そうだ。
中庭がカフェテラスになり、夏はここもにぎわうのだそうだ。
カウンター付近で席が空くのを待っている人たち。
僕らはまた次の店もあるので、早々に立ち去る(いい客だ!)
ブルージュの町を歩く・・・
劇場の前にあるパン屋さん、ブルージュで一番おいしいクロワッサンを作っているので、行列のできる店なのだそうだ。
世界的に有名な眼鏡屋さんもあるのだと・・・「Hoet」
この丸メガネ、お値段は750€!
夕やみ迫るマルクト広場にやってきた。
広場ではクリスマスマーケットが始まっていて、スケートリンクもオープンしていた。
ブルージュのクリスマーケットは、ヨーロッパのクリスマスマーケット・ベスト20に選ばれている!
ベルギーではブリュッセルとここだけ、ブルージュの方がベルギーで一番美しいといわれている・・・。
確かに!この美しイルミネーションを見よ!
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