ホップ・ティーを作ってみたよ(英語の TEA はオランダ語で THEE=テー、となる・・BEERはBIER)
ホップの鞠花をたくさん収穫してきたので、飾るだけじゃもったいない。
程よく乾燥してきて、動かすとカサカサと音を立てるドライフラワー状態になっている。
このホップの効用の素は、鞠花の1枚1枚の付け根にある種子の周りに付いている黄色い粉・・・
鞠花を乱暴に扱うと、この黄色い粉(ルプリン)が落ちてきて、テーブルを汚す・・・油分を含んでいるので、紙や布に着くとなかなか落ちない ・・・ ルプリンが落ちるとせっかくのビール成分(いやホップ成分)がもったいないので、ガサガサと乱暴に扱わないで、そっと鞠花を切り落としていった。
そのルプリンにはビールの苦味や香り以外にも、生薬として、胃健、鎮静効果があり、更年期障害の改善作用、睡眠時間延長作用、肥満予防効果 ・・・ そして最近「ホップに含まれるプレニル化フラボノイドが筋肉の老化を抑える」 という研究結果が発表された!
「これは是非利用せねば!」と、思うのは当然でしょう。
このまま食べる訳にはいかないし、天ぷらにするのは面倒だ ・・・ 手っ取り早く、お茶にしよう!
たっくさんあるので、4個ほどカップに入れ沸騰したお湯を注ぐ ・・・ かすかに緑色が出てくる ・・・ 香りもビールでお馴染みのホップの香りが漂う ・・・ 「こりゃー、いいわい!ビール工場の匂いだ」 ・・・ 5分経過後、そのままそっと飲んでみるとホップの香りとかすかな味がするが、ちょっと薄いな ・・・
ティースプーンで鞠花をカップに押し付け、黄色い粉ルプリン成分を引き出す! ・・・ すると、黄色い粉が出てきて表面に浮いてきた ・・・ 飲んでみると、強烈なホップの苦味と香り! ・・・ これはすごい!
青臭みはないが ・・・ これはゴーヤー茶より苦いぞ! 「筋肉の老化防止・肥満予防」の効果があるとなれば飲める、うん。
おいしく飲むなら、1杯に鞠花1個で十分だな(4個はさすがに濃縮されたお茶のようだった)
ホップをビールの原料としてでなく、他の商品として販売しているサイトを見つけた。 「Hop als thee of voor een hopkussen」(ホップ、お茶やクッションのために)・・・ ホップの鎮静作用や更年期障害改善作用に注目していて、お茶の他にホップを少量、枕カバーの中に入れ健康的な睡眠の助けにするらしい。
通販サイトで、ホップの鞠花50gで2.50ユーロだって ・・・ 僕はいくら分摘んできていたのだろう?
ちなみにこのサイトによると、ホップの鞠花のことをオランダ語で「Hop bellen」(ホップのベル)と呼んでいる ・・・ なるほどね。
奇跡の種子 ・・・ この1枚1枚を空中に投げると、羽根とおもりの関係で、くるくると回転しながら落ちてくる ・・・ 僕はこれを4階のテラスから投げて遊んでいたりする。
このホップについてサッポロビールのHPでわかりやすく解説している。
お試しついでに、先ほど、ティーに使った鞠花をグラスに入れ、ビールを注いでみた。
普通のピルスビールだったが、普段より泡立ちが良くなっている ・・・ そして、味が・・・なんと、高級なアロマホップのビールに匹敵するほどの香りがしてきた!
こ、これは新しい発見だ! どうだ、この贅沢さは!
「hop thee bier」で検索して調べていたら、面白いビールを発見した!
オランダのビールのようなんだが、漢字が使われている ・・・ これはこれでホップの他に緑茶や、柚子、生姜などを使ったビールらしい ・・・ 僕はまだ見たことがないが、日本料理店などで提供されている場合が多いようだ。
生姜味はいらないが、緑茶・柚子なら試してみたいなぁ・・・ この写真に写っているおつまみは「わさび豆?」
オランダで作って「日本」を主張しながら、ベルギー国旗をあしらっているのは、何を意図しているのだろう?
「IKI BEER」
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