21.10.12

聖グマルス(教会)の行列

21日(日)リール市では、市最大の教会である、聖グマルス教会(Sint-Gummaruskerk)の聖グマルスの行列(Sint-Gummarusprocessie)があったので、もちろん行ってきた。

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毎年10月10日以降の、最初の日曜日と決まっているようだが、今年はその日にベルギーの地方選挙があったので、1週間遅れたようだ ・・・ でも、毎年季節は秋、このように紅葉が綺麗な時期に行われる ・・・ 「聖グマルスの日は晴天になる」と言うのがリール市民のジンクスのようなのだ。

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運河沿いを歩いて教会へ向かう ・・・ 綺麗に紅葉しているのはセイヨウシデの木。

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聖グマルス教会の横手の路地で、行列の出番を待つ、ボーイ&ガール・スカウトの若者たちがいた。

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11:30頃、教会の鐘が鳴り響き、いよいよ行列が始まった ・・・ 沿道には大勢の市民(キリスト教徒)が駆けつけている。

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鐘が鳴り続ける中、教会の鐘楼の下の出口から、続々と行列の参加者が吐き出されてくる ・・・

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まずは、ボーイ&ガール・スカウトの子供たち ・・・ OBの青年たちも手伝っている、みんな団旗のようなものを担いだりしている ・・・ スカウトだけでも5チームくらいあるようなんだよね。

普段は自由気ままに走り回っている子供たちが、この時ばかりは粛々と任務をこなしているようだ。

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そして、普段は教会内に掛けられている旗が、続々と姿を現す・・・

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マリアと幼児イエス(聖母子像)・・・ 神輿のように担いでいる。

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これがメインの神輿 ・・・ 右側の黒い像が「聖グマルス」、この教会の名前になっている聖人だね ・・・ 聖グマルスは聴覚障害者、大工、木材職人と手袋職人の守護聖人だそうだ ・・・ そして、その後ろに「銀の聖遺物箱」 これ、重量が800kgもあるそうで、資格のある16人で担ぐが、途中で交替しなければならない ・・・

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なかなか大変なものです。

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楽器隊が通過したり、ギルド(職業組合)のグループもあったりで、ひと通り行列が通過するのに30分かかった ・・・

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行列が通過したあと、行列の追っかけでついて行く人が多い中、僕は道路を逆方向へさかのぼっていき、聖グマルス教会の内部に入ることにした ・・・ 

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同じ考えの人も多くて、結構見学者が多かった!(多分市外から見物に来た人たち)

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最後の晩餐

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この教会は古いステンドグラスが綺麗だと評判であるが、まだまだ修復中のものも多く完全ではないが、ほぼ揃ったので、今年初めからステンドグラスの見える部分は有料拝観になっていたが、本日は無料開放というサービスだった。

カリヨンのある鐘楼にも、ガイド付きで登れることになっていたが、観光案内所でチケットを買わないといけない(1.5€だったか)ので止めておいた ・・・ 過去に何度か登っているのでね。

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床にはお墓が敷き詰められている。

恐れ多くもその上を歩いていものか、躊躇してしまうが、みんなは普通に歩いているんだよね。

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教会内にある、聖グマルスの祭壇 ・・・ 行列からみんが帰ってくると、この祭壇の前で儀式が行われる(2009年の行列の時にその様子を見学した)

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綺麗な教会です。

この赤いテントの下に、銀の聖遺物箱が置かれる。

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教会から出たところに赤く紅葉している蔦があった ・・・

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裏通りを歩いていると、またも行列に出くわした!

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先ほどの大通りの人だかりより、見物人は少なく、間近で見ることができた。

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お香の入った振り子(銀の壷)を振りながら歩くグループ。

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いかにも、たまたま出くわしたというような自転車の人たち・・・

キリスト教の国だから教会の行事は当然神聖なものであり、誰でも何らかの形でこの行事に関わっているのだろう ・・・ 子供たちがたくさん参加しているし、年配の方も多く参加している、そしてその家族は当然見物に来る ・・・ そういえば、街を歩いていて、今日は外国人(移民)をあまり見かけなかったなぁ。

僕はこのあと、出たついでのぶらり散歩する ・・・ 街を歩くと、どこに目をやっても「秋、真っ只中!」といった感じだ ・・・ 今日のお題からズレるので、改めて書く事にスマッシュ!

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