ポンプ~ン! 「Pompoen」 これ、オランダ語でカボチャのこと。
笑ってしまう響きの 「ぽんぷ~ん!」 で、大真面目に村のまつりをやっているという話を聞き、早速行ってきた!
昨日の「日本語話そう会」の自己紹介で「僕はベルギーの街歩きと、祭りを見るのが好きです」と、みんなに言った ・・・ 話そう会の終了後、一緒だったベルギー人のヒェールトさんが 「明日、エッセンという町でかぼちゃ祭りがありますよ!」と聞かされ、「へぇ、それは面白い!」と、即に反応した僕に 「私の父が主催しています」 と、彼は言うのだ ・・・ それはぜひ行かねば!
日曜日、ちょうどKatrienと一緒にアントワープの北部カペレン(Kapellen)に用事があったので、その用事のあと更に北上すること20分でエッセン(Essen)のウィルデルト(Wildert)という村まで行った。
Essenは、ベルギーのオランダ国境に接する町だ。
bakkersmolen という名の風車 ・・・ 訳すと「パン屋の風車」
風車の隣にある広場(多分、普段は牧場だろう)で祭りが行われていた・・・僕らが到着した時には12時頃になっていたが、10時にかぼちゃのパレードがあったらしいのだ ・・・ そしてかぼちゃのコンテスト(重量)もあるとか。
様々なパレードカー ・・・ トラクターで牽いたり、自転車だったり、ロバだったりで、面白かったに違いない!
いろいろ
バグパイプ演奏があった ・・・ なんか、ベルギーの野外イベントでは、バグパイプが付き物のようによく目にし耳にする ・・・ これが僕個人的には非常に嬉しい!
ポンプ~ン ぽんぷ~ん Pompoen! かぼちゃ!
風車の羽根が回るのどかな風景 村のまつりだ!
ポンプ~ン ぽんぷ~ん Pompoen! かぼちゃ!
このコンテストに参加するには、この村のかぼちゃ協会が配布する苗を購入し、その証明が出来なければいけないようで、みんな同じ条件からスタートし、その栽培技術によって巨大カボチャを育てるという1年掛りの大勝負なのである ・・・ あぁ、この村に住んでいたら挑戦してみたいな ・・・ あ、その前に土地がない!
あまりに重いので移動するにはフォークリフトが必要だ!
Pompoenbier ぽんぷ~んび~る 1.70€のコイン1個で1杯飲める。
(ベルギーの祭りの時は、たいてい現金をコイン・・・JETONというものに換えてから品物購入するようになっている・・・あ、そう、コインランドリーでもそうだった)
かぼちゃの味? ・・・ するといえば微妙にかぼちゃ味のような・・・でもそんなに個性的ではなく普通に美味しく飲めた!
さてこのチャンピオン・かぼちゃの重さはいくらでしょう?
と、いう重量当てクイズをしていた・・・50セントの参加料で当てた(または一番近い)人には何かしらの賞品があるそうだが ・・・ 僕の予想では150kgから200kgの間くらいではないかと思うが、投票するのは止めておいた。
魔女コスプレのおばちゃんたち
フラッグダンス?というのかな・・・ これも祭りでよく見かける出し物だ。
再びパレードの車たち・・・かぼちゃ学校にかぼちゃビール工場か・・・ 山車(パレードカー)のコンテストも大人、子供に分かれてコンテストがあったんだそうだ ・・・ 道理で熱が入った、アイディア満載の山車ぞろいだったんだ。
ポンプ~ン ぽんぷ~ん Pompoen! かぼちゃ!
この祭り、去年は4,000人ほどの人が来場したらしい・・・ドリンクスタンド(ビールやジュース、コーヒーなど)は順調に機能していたが、フード屋台がフリッツ屋1軒しかなく、行列が出来てなかなか前に進まない状態だったので、僕らは「帰ってから外で食べよう」ということになり、まつり会場を出ることにした。
栗の木の上の方には美味しそうな栗が顔を出している ・・・ 落ちているのを拾ってKatrienに渡したら、早速皮をむいて食べ始めた! 僕も食べてみたら、生でも美味しかった!
風車の前を通りかかったら、内部公開日だったので入ってみる。
1階はなぜか、蒸気機関博物館のような仕掛けが見られた。
そして風車の周りを小型の蒸気機関車が走り、お客さんを乗せている!
風車の羽根が回り、その動力が内部の歯車や軸を回転させている。
フラッシュを炊くと止まって見えるが、回っているんですよー。
で、その回転を利用した粉挽き器・・・「パン屋の風車」だからね、多分小麦粉を挽くのだと思うけど、この時は粉挽き器に動力を伝えていなかった。
リールの祭りでも蒸気機関車はあったが、こちらが本格的だね。
その風車の隣にパン屋があったが、そこではスベキュロースの型取り実演をしていた ・・・ こんな木の型に
スベキュロースの練りこんだネタを押さえつけて、
糸でピッっと余分なネタを切り離して、
1枚1枚、型から抜き出して鉄板の上に乗せ、窯で焼くという、一連の作業を見ることができた ・・・ Katrienは焼きたての食パンを1個買った。
POMPOENDORP Wildert 「かぼちゃ村ウィルデルト」に、さようなら!
あぁ、楽しいまつりだった!
しかし、腹へったぁ~!
「帰り道にフリッツ屋があったら、フリッツを食べよう!」と思っていたが、なかなか見つからない、または閉まっているとかで、結局リールの町に着いてしまったので、駅前の Eetcafe Handelshof という店で食べる ・・・ 僕はGestoofde vleesという肉の煮込み料理、白い小ぶりの鍋で出てきた! 黒い大きい鍋はお馴染みのムール貝だが、これはかわいい!
ベルギーではポピュラーな料理で、肉がトロッとなるほどよく煮込まれたシチューのようなもの・・・これは美味い! 当たり前のようにフリッツが付いてくる(コロッケも選べるが)・・・ 隣のKatrienはエビコロッケ ・・・ ちょいと味見させてもらったが、それも美味しかった( garnalen kroket と言ってベルギー特産の小エビが詰まっている) ・・・ なかなかいい店だ!
こんな手頃なお店が近くにあったなんて・・・駅前なのであまり期待をしていなかったが・・・ 以前、駅から出てきたら、この店のTVで川島選手の出場するサッカーの試合を放映していたので、すぅーっと入ってビールを飲んで、見ていたことはあるが、食事は今日が初めてだった。
何より良いのはビールが安い! うちのテニスクラブのカフェより安い!
(僕のビールの値段の基準は、うちのテニスクラブのカフェである)
昼食が午後4時前になったので、今夜は夕食抜きだぁ!
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