今月の(10月)最終日曜日にはおそらく「夏時間」が終わり「通常時間」に戻る。 通常時間に戻ると、途端に夕方の暗くなる時間が早くなる。
よって、「長くて暗い冬」の始まりを実感する、いや~な日がやってくるのである。
そしてもうひとつ、嫌というわけでもないが、我が家のアパートでは一斉に「テラス掃除の月」であり、テラスの片づけ掃除をして、ザァーーーっと、バケツで水を流す「大イベント」がある。
あ、ここでひとつ「テラス」の意味が日本と違うので説明しときます ・・・ 単に日本でいう「ベランダ」の事だが、ベルギーでは「ベランダ」というのは別の意味があって、それは温室のようにガラス張りになっているテラスのような日当たりのよい部屋の事を云うので、オープン・テラスの場合、オランダ語で話すときは「うちのベランダがね」とは言わない。
ウチのテラス、結構広い! オープンで明るいのはいいが水止めがなくて、水を流せばそのまま下に落ちていく ・・・ それはそれは、さっぱりとして気持ちいいのだが、汚水が落ちてくる下の階はたまったものではない。
きれい好きな人が、毎週のように水を流すようなら大変な事である ・・・ 夏はのんびりとテラスで食事をしたいしね。
なので、ウチのアパートでは3月と10月は、テラス清掃月間で、まず1週目は5階からテラス掃除を始める。 2週目は4階・・・順に下の階に進む ・・・ と、いう事は1階の住人は4回も汚水を被る事になり「大迷惑」ではあるが、アパート自体がそういう作りであり、住民組合でそういう取り決めがされているのである。
ウチは4階にあり、先週、上の階から大量の汚水を垂れ流された ・・・ 上の階のおばさんは掃除好きでね、その上、「野鳥愛好家」で、テラスに5-6軒の野鳥の家(巣箱)を設置し、餌も年中与えているようなのだ。
という事は、その糞や餌の殻などが散らばっているに違いない。 ま、掃き掃除をしてから水で流すんだろうが、かなり大量の水を流す。
その時は、ウチのテラスのプランターなどは手すりから外して、内側に避難させておく ・・・ あ、そう、そうじをする2・3日前にエレベーターに張り紙をして「掃除をする日の予告」をするのも決まりである。
テラス清掃 ・・・ まず、普段使っている道具たちを片側に集め、掃き掃除をして、終わったら、道具たちをまたそこに移動して、反対側を掃き掃除 ・・・ そして、バケツで水を流してブラッシング、棒タワシでゴシゴシ ・・・ 汚れが目立つところは食器洗剤を少し使う ・・・ あと2回ほど水を流しながらゴシゴシ ・・・ 汚水は下へ垂れ流し。
それを反対側も行って、道具を元の位置に戻して掃除完了! その間1時間半ほど ・・・ 終わってしまえば簡単なものである。
このイベントが終わって「冬時間」を迎えると、今度は野鳥たちのための餌台を作らなければならない ・・・ 義務ではないのだが、「つまらない冬」の「ささやかな楽しみ」だね。
テラス掃除の間、外気温は8度くらいしかなかった! 体が冷えて、部屋の中に入ると、とても温かく感じる ・・・ 部屋の温度は20℃ ・・・ まだ、暖房を付けている訳ではないが5階の人、3階の人、隣の人のお蔭で、我が家は暖房なしでも、外気が氷点下にならない限りはやっていける ・・・ なんだかケチっぽいけど、暖房を付けようと思うほどの寒さにならないんだもの。
でも、冷えた体を温めるためにホップティーを飲む。
近頃は良く飲んでいるね、採れたて新鮮、適度な苦みとホップの香りがいいね。
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