古都ブルージュ(Brugge)で毎年行われる「聖血の行列」は、ベルギーの祝日である「キリスト昇天祭」に行われるが、キリストの血(聖血)を奉納している聖血礼拝堂に、市民たちが敬意を表し、城壁の周りを行列したことから始まったと言われる・・・
歴史を書くと非常に長くなるので興味のある方は、各自で調べておくれ。
とにかくこの「キリスト昇天祭」という日からして移動祝日で、毎年変動するから何月何日とはいえない・・・ベルギーのカレンダーを持ってない人は調べる必要がある。
僕は自分のカレンダーに「ベルギーの祝日」を書き加えてある。
先週「イーペルの猫祭り」に行ってきたばかりで、「祭り男」になってしまっている僕だが、仕方ないね、続いているんだから・・・折しも今年5月は地元リール市も100年に1度の「800年祭」期間中である!
その「猫祭り」で、場所取りが悪く写真撮影に苦労したので、今回はパレード開始予定の30分前にはフェンスの前にへばりついていた・・・、しかも絶好のポジションを確保!
パレード(行進)を真正面から障害物なしで見れて、目の前でカーブしていくすばらしいポジションだ!
まずは、かわいい女の子たちが祭りのタイトルを持って登場した・・・タイトルは「Heilig Bloedprocessie」(聖血の行列)である。
続いてブラスバンドで華やかに・・・・カワイイ子供たちから、
おじいちゃんまで、見事に世代をつないでいる!
早速パレードの本体が始まった・・・このパレードは新・旧約聖書のエピソード(キリストの誕生、十字架、復活、昇天)や十字軍、中世時代などの歴史を再現するパレードで、2時間ほどの間に目の前で展開される歴史絵巻である。
一応、写真はパレードの順に載せてあるつもりだが、場合によっては時代が前後していると思う・・・僕はプログラムを買わなかったので、何故そういう現象が起こっているかわからない・・・ので悪しからず。
王妃のような方が登場して、
原始時代のようなカップル登場、
中世の騎士
市民、
羊飼いのヒツジ、
羊追いの犬(牧羊犬)、初めて見たが、すばらしい!
その仕事ぶりには感動した! ひつじが群れから外れそうになると、すかさず駆け寄って、頭をひつじの腹の下に入れて群れの中に押し戻すのだ・・・ひつじは抵抗することなく群れに戻り、列をなしていく・・・ いやいや、いいものを見た!
そんな事に感動している僕であった・・・
このパレードには動物もたくさん登場するから面白い!
ロバに曳かれた木製の馬車に乗っているのは子供たち・・・楽しそうだ!
これはな~んだ! ・・・ 猿じゃないよ!
ラクダ!
コブの形が違うんだねぇー、白いラクダもいたよ!
歴史絵巻だったな、これは・・・エジプトの王様登場!
十戒のモーゼ登場!
そしてついにイエスキリストの誕生シーン・・・
馬小屋で生まれたと云われるが、馬に曳かれた小屋の登場である。
マリアとイエス・・・本物の赤ちゃんだったようだが、よく寝てたなぁー。
馬小屋のあとから、ヒツジがついてきて・・・、やっぱりキリストの誕生には、ロバ、馬、ヒツジは必要な登場人物?なのである。
祝いに来る農民たちか?
そして古楽器の演奏・・・、またもやバグパイプを聴いた!
続いて、キリスト誕生を知った東方三賢士(インド、アラブ、ペルシアだったか)の登場!
どっちがどっちか分かりませぬ!
キリストを抱いたマリアとヨゼフ、
幼年期のキリストか?
大人になったキリスト、
また、どこかの王様が現れた。(ローマか?)
市民たち、
有料席スタンドのお客さんも席を立ち上がって、横や後ろを見るくらいだから、僕のポジションがいかに良かったかということだよ・・・、上から見るより、目の高さで見たほうが、迫力が違うというものだ!(ちなみに有料は12€、団体10€)
「最後の晩餐」のシーン。
ローマ兵士登場!
イバラの冠をつけ、
十字架を担ぐキリスト、
十字架に架けられたキリスト、
降ろされたキリスト、
威張っているようなローマ兵士、
途方に暮れるマリア・・・
そして、
キリスト復活!
従者たちにも知らせる・・・
従者たちも大喜び! まわりにいる観客にも握手を求める・・・
スタンドのお客さんにも・・・
と、ここで第1部終了・・・このブログのね、このブログの環境では、ひとつの記事に写真50枚までしか貼れないんだよね。
14:30スタートの行進だったが、僕は30分前の14:00からフェンスにへばりつき、行進が僕の前に現れたのは15:50頃だったから1時間50分も立ったまま待っていたことになる・・・ちょっと、しんどかったけど、場所を離れる訳にはいかないしね。
天気は曇りで肌寒かったけど、写真を撮るにはちょうどいい天気だったかもしれない。
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