LIER800 土曜日 の続きですよ。
日曜日はオランダのチューリップ畑に行って、火曜日は川島選手に会ってきて、土曜日に逆戻りだ!
Lierの町は「羊」がシンボルだ!
何度もこのブログで書いていると思うが、14世紀に、時の支配者が Lier市に「大学を作るか羊市場を作るか、どれかひとつを選べ!」 と、問うたところ、Lierは即座に「羊市場を!」と答えたそうだ・・・
Lierには羊市場を、Leuven市(ルーヴェン)には大学を作った。
その後、Lierは田舎町のまま、Leuvenは知識の町、学園都市として発展を遂げた・・・「おぉ、リールよ、即物的な価値しか見えない羊の頭のような市民たちよ!」 ・・・と、いうことになったらしいのだ。
上の写真は「Schapenkoppen」と云うモニュメントで「羊の頭」と言う事になる・・・
羊の頭 ・・・ ひつじをシンボルにしてしまうあたり、Lier市民もなかなかのものである。
この羊たちが立っている石畳の石のことをLierではスカープコッペン(羊の頭)と言っている。
土曜日、LIER800イベント「昔のLier再現」で、おばちゃんたちが笑顔で手仕事をしていた。
羊の毛
羊毛で糸を紡いでいたのである。
羊の話題には事欠かないLier市だ!
紡いでいたのは見覚えのある人だった・・・ 「そうだマリンさんだ!」
去年の6月、南国の夏のように「Lier市で異国体験?」をした、あの家のマリンさんだ。
彼女も僕を覚えていて、挨拶をしてくれた・・・、あの時「沖縄の織物にも興味があるから、是非行ってみたい所です」と言っていた。
「この糸で、この靴下を編んだのよ」と、見物客に話しかけていた。
隣では男の子がミニ織り機で、機織りをしていた。
ベギン会修道院へ行ったがイベントはなく、いつもどおりの静かな佇まい。
そしてジンメルの塔の脇では、木製の足こぎ旋盤で作業中の男がいた。
昔の足踏みミシンの要領で、輪っかを回転させ、その遠心力とギアの組み合わせで、材料を高速回転させて、ノミで削っていた・・・何を削っていたんだ? ・・・チェスの駒か?
いや、単なるキノコのようでした・・・丸木から削りだした。
「小さなブルージュ」とも言われるLier、それなりの雰囲気もある。
「おや、川に見慣れない船が浮かんでいるではないか!」
おぉ、木製の昔ながらの帆船ではないか!
Lierの昔の写真を見ると、こんな帆船が何艘もこの川に浮かんでいたのである・・・
「乗船したい方はどうぞ!」ということだったが、乗って降りるだけだったので止めといた。
この船、次の日(日曜)に行った時には、クレーンで吊り上げられてトレーラーに積まれ、家に帰るところだった・・・
見物人の親切なオジサンによると「この川は繋がりがないので、トレーラーで近くの運河まで運ばれ、そこからアントワープの港へ帰るんだ」と云うことだった。
ひと通り見学を終えたので、家に帰る道
ちょっと寄り道して、Katrienの作品展示を見てきた。
右上に掛かっているのは沖縄で織った、絹のショール。
右下の青いクッションは、アントワープで織った布で作ったクッションカバーだ・・・ウチで使っているものを展示した。
なかなか立ち止まって、注目してくれる人はいないだろう・・・、と大きな期待はしていなかったKatrienだったが、今朝(水)1本の電話がかかり「展示作品を見たのですが、興味があるのでもっと見たいし、できたら購入したい」という電話だったらしい・・・、おぉ、思わず嬉しい反響だった!
Kato's Weaving Gallery WEBギャラリーもあるので、どうぞご覧ください。
川沿いを歩いていると、ハマナスには蕾が沢山付いていた。
川の向こう岸の休憩ベンチ。
散歩する人たち。
池の上の木の枝に上がり、甲羅干しをするカメたち。
トチノキにも花が咲き始めた・・・マロニエとも言う。
遊歩道・・・遠くの路上をアカリスが横断中!
沖縄のマングースみたいだ。
カモたちも横断中!
自転車の親子が行く・・・カモたちは逃げないよ。
池ではカナダガンの親子が泳いでいる。
平和だのう・・・
あ、昨日の川島選手のトレーニング、もうちょっと見たいという方はこちらでどうぞ!
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