電車でオランダへ行ったことは何度もあるし、車で行った事もある ・・・ 自転車で行ったこともあったな ・・・ 今回は、究極の「自分の足で歩いてオランダへ行く!」 編だ。
ベルギーの街歩きは、これだから楽しい!
まず、Katrienから 「リンブルク州のハーモントという所で、テニスの大会に出るんだけど、一緒に行く?」 と、聞かれたのがきっかけで、調べてみると、オランダとの国境にベタっと張り付いている町ではないか!
「行く、行く!」 と、即返事! 楽しみにしていたのが昨日だった ・・・ テニスの応援じゃなくて、僕は「街歩き+国境越え」をしに行くのだ!
上の写真はハーモント(Hamont-Achel)の街の初めに現れる風車でナポレオン風車(Napoleonsmolen)リンブルク州でも一番古い部類の風車だそうだ。
Momoちゃんも連れて行ったので、Katrienの試合が始まる前に僕がお散歩させて、トイレを済ませてから車のベンチ(かご)でお留守番をしてもらう。
Katrienの試合が始まる ・・・ 相手は同じ40代の選手で、同じクラスメント ・・・ Katrien曰く「負けられない試合」 ・・・ スタートの3ゲームを見た限り、相手はフォアハンドが、フラット気味に低い軌道で、スピードがあり、サイドを狙われるとKatrienが追いつけないほどだった。
ファーストサーブもスピードがあり、Katrienにはちょっと分が悪いと思ったが、確率は40%くらい ・・・ 「大丈夫、相手もミスはあるから粘って、ボールを返してよ!」 と、言い残して僕は街歩きに出かけた。
テニスクラブは市立公園内にあって、自転車道の案内標識が立っていた。
街の中に出て道路を確認(事前調査済み)
「まずはオランダへ行こう!」 ・・・ この道を右に曲がって、オランダ国境を越え、最短距離の町を目指すのだ。
右折してから300m程でオランダ国境が待っている! ・・・ ここはまだベルギー(Schootstraat)車道はあるが歩道は整備されていない。
ここが国境ポイント! あの銀色の三角柱のポールがランドマーク(Grenspaal)である ・・・ 「ベルギーとオランダの国境だ!国境だ!」 と、騒ぎたいところだが、ほかには何もない。
普通に車が通りすぎ、自転車で人も行き来している。
オランダの大地!
ベルギーからの連続なので、なんのこともないが ・・・
国境を越え、オランダに入ったとたん、自転車道が整備されている! ・・・ この辺がね、ベルギーとオランダの違いだな。
とうもろこし畑が迎えてくれた。
「狐の手袋」という可愛い草花も迎えてくれた。
そして、じゃが芋畑はもうすぐ花が満開を迎えそうだ!
オランダの最初の町、ブデル・スコート。
菜の花畑。
民家の建物もベルギーとは違う。
教会の造りも違うぞ!
オランダはプロテスタント、ベルギーはカトリックという、同じキリスト教でも信仰の仕方はかなり違う。
郵便ポストの形も違うぞ!
カフェだって、ベルギーとは違うビールの看板を掲げているんだから ・・・ わざわざ、こだわっているんだろうなぁ ・・・ 「Budels bier」 という看板だったけど ・・・ オランダのビールのようだが、初めて目にする銘柄だ。
ウォーキングコースの標識も違うな、当然だけど。
では、ベルギーに帰ろう!
さようなら、オランダ!
ランドマーク ・・・ このランドマークの周りをぐるぐる回って写真を撮ったので、ベルギーとオランダを何度も行ったり来たりしたことになる、歩いて!
こんにちはベルギー!
こんにちは、ベルギーのポニーちゃん!
それでは、ベルギーのハーモントの街歩きを始めよう!
街の中心に当たる広場、聖ローレンティウス教会と手前にあるポンプ(Sint-Laurentiuskerk , Pomp)写真を撮った僕の背後は町役場だった。
「街歩き」 って、言っているが ・・・ 街に入ると、すぐさまカフェに入り、地元のビールを飲んで座り込んでしまう僕であった。
このピルスビールは近くの町の醸造所で造られる Martens Pils 非常にあっさりして、水替わりに飲めるビールだ ・・・ まずは喉を潤すビールとして、いいね!
次が本命、この街のはずれで、オランダの国境に面する修道院(Achelse Kluis)で造られるトラピストビール Achel(bruin) ・・・ カフェでは瓶から注いでくれたのだけど、専用のグラスで 「地元で飲んでいる!」という雰囲気で、かなり旨い! ・・・ スーパーではBlondしか売っていないが、それを買って、家で飲んだことがあるが、こんなに旨いとは思わなかった。
カフェのメニューを見ると、田舎のカフェらしく庶民価格 ・・・ 「ほとんど、この街の住人しか利用しないんだろうな」 と、思える良心設定 ・・・ 3EURを超えるビールがない! 最初のピルスなんて1.65EURだもんね。
このカフェでした。
「ベルギーの二宮金次郎」 と、勝手に思ってしまったが、後で調べたら織物(布)の行商人で、昔のこの町の織物行商人たちは、かなり儲かったそうなのだ。
町役場にも鐘楼があった!
カフェに座っている間に鐘が鳴った ・・・ キンコンカンコ~ン ・・・ と言う懐かしい旋律を、生まれて初めて生の鐘の音で聴き、にわかに感動した!
ちょいと調べてみると、この鐘(チャイム)の旋律は、ロンドンのビッグ・ベンで正午に鳴らす鐘で「ウェストミンスターの鐘」という曲名らしい ・・・ が、この時は午後8時だった。
そこで街歩きも終えて、テニスクラブへ戻る ・・・
Momoを車から出して、しばらく散歩をする ・・・ Katrienのテニスをちらっと覗いたら、1セットオールになり、3-1とリードしているところ(順調)だったので、顔を出さないことにした。
そして、しばらくしてから戻ってきて遠くから様子を見ていると、Katrienが6-2で3セット目を取って勝利した!
1セットを取られて、「強い相手と思ったが、低いボールに付き合わないで、高めのボールをたくさん返すようにした」 と、いう作戦変更で勝つことが出来たというKatrien ・・・ なかなか成長したものだ。
遠くまで来た甲斐があった!
写真アルバム「Hamont-Achel , 10 Jul 2013」
0 件のコメント:
コメントを投稿