8.12.13

Mechelen 街歩き

12月6日(金)夕方からのメッへレンの街歩き~ぶらり
Katrienが「仕事の用事でメッへレンに行くのだけど・・・」 と、言うので 「あ、僕を便乗させてくれ、帰りは電車でキーカードを使ってくるから」 と、言う会話があった。
キーカード(KEY CARD)というのは、ベルギー国鉄の近距離用10回回数券で20EUR ・・・ 平日の近距離なら40%くらいお得になるチケットであるが、購入後半年間で有効期限が切れてしまう。
12月20日に切れてしまうカードが有り、あと3回分残っている ・・・ それを使わなければならないという義務?があった ・・・ 残りの2回分は月曜日にアントワープへ行く予定があるので、ちょうど使い果たすことになる ・・・ 完璧!
ちなみに、週末や祝日はWEEKENDBILJETという半額チケットがあるので、キーカードは使わない。

 
と、いうことで急遽行くことになったメッヘレン ・・・ 到着したのは15:30だった。
最初に向ったのは聖ヤン教会(Sint-Janskerk)、教会見学は冬季は16:00までとなっているので、とりあえず半時間ここで過ごす。

 
この教会の教区は、昔からお金持ちの信者(スポンサー)が多かったらしく、贅沢な装飾に溢れている ・・・ かのルーベンスの絵も2枚有り、主祭壇の「マギの礼拝」は有名な絵で、その絵を見るために訪れる人も多いようだね。

他に、木彫りの彫刻が素晴らしものも多く美術館並みの教会内部、ホントはゆっくり時間をかけて見たいものだが、時間は30分しかなかった ・・・ 写真はたくさん撮ったので興味のある方は30分と言わず、ゆっくり鑑賞しておくれ。

写真アルバム「Sint-Janskerk , 06 Dec 2013

 
聖ヤン教会の近くに市立博物館がある。

 
市立博物館の敷地内にある(元)王立カリヨン学校 ・・・ (元)とは、現在はここではないわけで、数年前に市立博物館敷地内の庭を穴掘りして大々的に工事をしていたが、その時カリヨン学校の建物が(地盤が傾いたのだろう)ひび割れが始まったので、移転したのだそうだ。
それでも建物は残しているというのは、さすがベルギーだ!

 
(元)カリヨン学校から5分も歩けば大聖堂の塔が近くに見え、

 
市庁舎のあるフロートマルクトに出る。
可愛らしい、メルヘンチックな市庁舎3連棟である。

 
16世紀の初め、ネーデルラント(現在のベルギーとオランダ)の国を治めたマルガレータ妃の像と聖ロンバウツ大聖堂、そして右側は14世紀の市庁舎(現在は郵便局)
マルガレータ妃の左の小道を抜けると ・・・

 
13世紀の市庁舎だったという、これまた可愛らしい石造建築がある(現在は博物館Scheperhuis) ・・・ 14世紀の市庁舎は郵便局、現在の市庁舎は15世紀から使い続けていてることになる ・・・ 気の遠くなるような話だが、現在でも新鮮なイメージで使えるというのは凄い事だなと思うのである。


ちょっとした広場になっている IJzerenleen 両側に綺麗な建物が並ぶ。


旧魚市場(Vismarkt)
 
ダイル川を渡る橋の名は「ベートーベン橋(Van Beethovenbrug)」


Vismarkt広場に面して建つ、18世紀の後期バロック様式の建物にあるカフェ、「't Ankertje a/d Dijle」 ・・・ 以前から気になるカフェだったので、今回は勇気?を出して入ってみた!

 
開店したばかりだったので、この日の客様、第1号になった僕だった ・・・ マダムがカウンター周りを磨いている最中だった。
飲みたいものは決まっていたが、一応メニューに目を通してから 「カロルスクラシックを33CLでひとつお願いします」 と注文する (15 - 25 - 33 - 50 CL から選ぶことができる)


このカフェではアンケル醸造所の全ての製品を購入することもできる!

広場に面した窓ガラスを背にして、店内が見える位置に席を取る ・・・ 一応、マダムに「写真を撮ってもいいですか」 と聞いて、許可をもらった。
樽生のカロルスクラシックは旨い!
黒ビールで33clのボリュームは飲み応えあり!
 

まだ、他のお客さんがいない時だったので、2階まで見学させてもらった。

2階からは旧魚市場が見渡せる ・・・ ベートーベン橋が見えるし、向こう側の茶色い建物の前にはベートーベンと祖父の像がある。
 
ビールを1杯飲み干したあと店を出ると、薄暗くなり、三日月が輝きを増しつつあった。


ダイル川を渡る。

ベートーベンと祖父の像。
Mechelen と ベートーヴェン」の関係については前にも書いた。

IJzerenleen に戻ってきた ・・・ 洗濯物が干されているのではない(もちろん、クリスマスのイルミネーションだ)

そして、月もくっきりと見えてきた。

夜空の綺麗な時間帯 ・・・ マルガレータ妃、聖ロンバウツ大聖堂、14世紀の市庁舎がライトアップされて美しい。

昼と違って、一段とメルヘンチックになった市庁舎。

市庁舎の前にはキリスト生誕小屋が設置されていた。

市庁舎側から見た広場。

さあ、そろそろ帰ろう ・・・ 駅へ向かう道 Bruul はショッピングストリートになっている ・・・ 循環道路を越えて、駅まで1.1km、徒歩14分。


電車は軒並み5~10分遅れ ・・・ まぁ、いつものことだ。
午後からの街歩きは、夕方から夜になる風景の移り変わりを楽しめる時間帯なので好きだね ・・・ せっかくそこにいるのだから、いながらにして別の風景を見ることができるチャンスを逃す手はないね、天気が良ければ尚の事。
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Posted by Picasa

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