13.4.09

ベルギー家庭でイースター

 4月12日はイースターだった。オランダ語ではパース(Paase)と言っているが、この日の前後1週間くらいは、学校が休みで、会社も休暇がとれる所があるようだ。

 このイースター、西洋では珍しく、旧暦を元にしているので、毎年違う日付になる。「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日がイースター」である。そして翌日の月曜日がハッピーマンデーみたいな振替休日。

 さて、イースターって何をするのだ?キリストが処刑された後、生き返った日と言う事で復活祭とも言うが、実はクリスマスより重要な日らしい。

 クリスマス並みに、街の雰囲気がイースター飾りであふれ、卵・ひよこ・ウサギがもてはやされた。 

 僕らは、その日Katrienの姉の主人の、弟の家庭に招待されて昼から出かけた。去年の9月にも自宅で盛大に、ワイン試飲会を開いて、僕らを招待してくれた弟さんだ。この日は、彼らの兄弟とその家族が集まり、15・6名になっていたか。

 例によって、昼からシャンパーニェを開けて、チビチビとアペリティフをやりながら、おしゃべりと食事の段取りをして楽しむ。

 おつまみに生カキが出てきた。彼らの説明によると、以前はフランスの養殖カキ(ポルトガル種)を食べていたが、40年くらい前にカキの伝染病が発生して、全滅したらしい。それで今は日本から移植したカキをフランスで養殖しているのだそうだ。(僕も日本から来ていると言う事で、丁寧に説明してくれた)

 日本のマガキ種をフランスで養殖して、ベルギーで食する事が出来るのだ。こちらではコショウと、レモン汁を少々振りかけて、貝殻に乗せた身を口に運んでさっと流し込む・・・んー、おいしかったぁー。

 子どもたちが、フリッツマシン(ポテトフライ揚げ器)で、一口コロッケを揚げては、各テーブルへ運んでくれた。高校生くらいの男の子とピンポン(卓球)をした。なんと、倉庫風の建物の部屋には卓球台が2台もあって、彼らはよく遊んでいるらしい。

 庭にはトランポリンもあって、遊ぶには困らない?トランポリンなんて目が回りそうで、とても乗る気にはなれなかった。
 イースターって何をするのだという話だった。ま、そんな事で、普段会わない家族が集まり、1日を一緒に過ごし、たわいのないおしゃべりをするのだ。日本の盆正月みたいなものでしょうな。


 えー、その家庭の食事では写真を撮らなかったので、近くの公園にお住まいの、アヒル親子と、カモ親子軍団です。アヒルの子供に混ざって、ちゃっかりカモの子も遊んでいるようだが・・・。
それにしても、コガモが多すぎじゃないか?なかなか壮観でしたね。
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