19.4.09

聖グマルス教会の鐘の音

聖グマルス教会(Sint-Gummaruskerk)
Lier市最大の教会、鐘楼の高さが80mあり、今でも市内で一番高い建築物だ。
何度も、写真でこのブログに登場していると思うが、Lier市で、僕が、お気に入りの写真が撮れる場所のひとつが、この場所なんですね。

教会から見たら、ちょっと斜め後ろ方角になるが、ミニ公園があって、その中にカリヨンのオブジェがあって、そしてグマルス教会の鐘楼が、青空バックにきれいに見える。いつ来ても飽きない場所だ。

教会から向こう側は、市街地(ショッピング街)になっていて、騒々しくにぎやかだが、正反対の場所が、すぐそこにあるのが良い。(いい街づくりをしているぞLier!)教会の隣には市立図書館もある。

なぜまたグマルス教会かと言うと、今回は内部に入る事が出来た。

冬の間(11月1日~復活祭)は、一般入場禁止だったのだ。

恐る恐る?入口のドアを開けると、受付があり、入場料1.25ユーロを払おうと、財布の小銭入れをゴソゴソしていると、係らしき人がやって来て、英語で「ミサに来たのですか、ツーリストですか?」と聞くので、「ツーリストです」と答えると、時計を見てから「今日は5時からミサがあるので、後40分くらいあります。その間なら結構ですよ、どうぞ(無料で)お入りください」と、丁寧に対応してくれた。

「ダンクーウェル」と、オランダ語で礼を言って中へ入った。

ガイドブックによると、ステンドグラスが美しい事で知られているらしい。

建築は1378年に始まり、約200年間続いた。

で、下の部分は純粋なゴシック様式で、中心部になるとバロック様式になる。

そして鐘楼(高さ80M)はロココ様式だと言うから、200年も続くと、建築技術も、流行も変わってくるから、柔軟に対応して行ったという事か。

神聖ローマ皇帝、カール5世の両親が、1496年に、ここで結婚式を挙げた事でも有名であるらしい。と、言う事は、まだ完成していない教会で結婚式を挙げたと言う事か?・・・追及しない事にしよう。

例によって、祭壇画も多数飾られているが、ガイドブックなどにも、特に名のある画家の作品だとか紹介されてないので、作者不詳だが、上の写真は「最後の晩餐」か。

大抵、教会の祭壇画と言うのは、テーマはみな同じなので、同じ絵は沢山あり、だれが書いたかで有名だったり、そうでなかったりするものだ。



聖グマルス教会の、鐘の乱打

先ほど教会では5時からミサがあると聴いていたので、15分前に出て、ミニ公園の方へ歩いている時に、鐘が鳴り始め、10分くらい続いただろうか。

考えてみれば「もうすぐミサが始まりますよー、家の仕事を片付けて教会へ集まってくださーい!」という合図でしょうなぁー。(と、勝手に思う)

僕が出る前に、すでに10名くらい入って来ていた。

教会の教区と言うのがあって、せいぜいこの鐘が聞こえる範囲内でしょう。
そう考えると、この間のアントワープの鐘の音もそれだったのか知しれない。

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