11.4.09

ビックリ!桜の勉強?

ベルギーに来て、桜の勉強をする事になろうとは、思いもしなかった。 上の写真の桜の木には、ネームプレートが付いていて
はっきりと「 Japanse sierkers」「KANZAN」と表示されている。
KANZAN(関山SEKIYAMA)は一般的には八重桜の事をさすようだ。
「 Japanse sierkers」とは、「日本の飾りのサクランボ」
直訳するとこうなる。
食べられない実のなるサクランボの木と言った意味なのかな?
「花を楽しむためのサクランボの木」と訳せばよかったものを、
妙な訳をしたものだ。

この桜、僕の住んでいるLier市内の公園内に、結構たくさん植えられていて、まだまだ、3分咲きくらいだが、きれいだ。

桜の前に立つ胸像は鍛冶屋のルイス(Louis van Boeckel)農具や武器ではなく、門扉やフェンスなどの、装飾にアートを取り入れた、素晴らしい鍛冶職人だったらしい。(1900年代に活躍)

で、僕が今までベルギーの桜だ、桜だと言っていたのは、もう散ってしまっているのだが、実は桃(プラム)だったのではないかと、恥ずかしながら反省している。

植物学に詳しくないので、許してほしい。

んで、びっくりサクラは上の写真。

太い幹に、ピンクの花を付けているが、下の方には白い花が咲いている。

なんか変だぞ!

ベルギー人は何も思ってないのかしら(無関心か?)太い幹にねじ込まれたような枝からは一重の白い桜の花が咲いている。こちらは満開状態だ!

木の周りには何の説明もない。

「これは実験的にピンクの木に、白い花の枝を接ぎ木したものです」とか・・・、

僕はこの木を見て衝撃を受けた。

家に帰って、インターネットでいろいろ調べてみたら、接ぎ木は普通に行われているようだ。そして、桜の種類が非常にたくさんある事も・・・。

沖縄では、あまり見た事がなかったが、こちらの桜は、ほとんど接ぎ木の跡があり、大体、台木の1m50㎝あたりから枝分かれして広がっている。

ひとり、なにもなしで花見気分で楽しんだ。公園内なので、アヒルの親子、カモの親子、人間の親子など、通りがかる…そんなのを見ながら・・・。
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