22.4.09

宙を舞うもの

3月21日の猫柳の花の写真 これは花が満開状態だね。陽が当たると黄金色に輝いてきれいなものだった。

それから、ちょうど一カ月後
天気の良い午後に、街を歩いていると、白いゴミのような物が、無数に舞っているので「何だろー、タンポポの種なんかかなー」などと考えながら、歩いていたら、しばらくしてその発生源を突き止めた!
猫柳の種が発散しているのだ!

僕は、こんな光景を見るのは、初めてだったので驚いた。


猫柳は雄株と雌株があり、それぞれ雄花と雌花を咲かせ、花粉も中を舞って受粉する。雄花はそのまま、しおれて枯れるのだが、雌花はイガイガの付いた実を膨らませ、空気が乾燥して来たら、はち切れて綿状に包まれた種子を、風に乗せて発散するのだ。


それからずっと、天気のいい午後には、他の街でも相当にこの種が舞っている。ちょっと街中がホコリっぽい感じだ。
もちろん窓を開けた家の中まで入ってくる。

我が家にもやって来ました「猫柳の種」


「柿の種」なら食えるがこいつは食えない。


せっかくだから、接写してみた(ついでに目盛りを付けて)
1mm位の種子に直径10mm位の超軽量の羽根を付けて空気を捕まえる。


これなら、なかなか落ちないで、遠くまで飛んでいくだろう。
クモの巣に引っ掛かっているのを良く見るが・・・


いやいや大したもんだ、良く出来ているなあ・・・
種の拡散の仕方はいろいろあるが、ベルギーに来てから、面白いものがたくさんある事に気付いている僕である。(グライダー式、パラシュート式、ヘリコプター式)ま、おいおい写真を撮ったら紹介していきます。


今は花の季節(猫柳は種をばら撒くのが早いな、先手必勝か?)
これはリンゴの花、ナシとか、果樹園の花も咲き誇っている。

なぜリンゴとわかるか?

去年の10月頃、この木にリンゴの実が付いていた。
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