22.8.09

赤瓦に魔よけのシーサー

沖縄滞在中です!

大阪から来た姉がまだいるので、家族で、沖縄本島北部を観光する。

行く先は大宜味村喜如嘉(長寿の多い集落として知られる)。

ドライブする車窓からも、高速道では山間の緑、海岸線の道路では水平線の見える青い海、海岸近くはコバルトブルーの海と、次々と姿を変えていく。

今は観光シーズン、路上ではレンタカーの「わ」ナンバーが目立つ。

そんな「わ」ナンバーも、なかなか立ち寄らない静かな集落が喜如嘉だ。

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民家のブロック塀代わりに、所々に植栽された、赤いハイビスカス(方言名:アカバナー)が咲いている。

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  喜如嘉と言えば、近頃は「長寿」が注目されて、日本の研究者や、外国からも、その生活習慣や、食生活の調査隊が来るほどである。

しかし、喜如嘉の伝統と言えば「芭蕉布生産」である。

上の写真の糸芭蕉の木から、繊維を紡ぎ出して、手織りで布を織り上げる、今では伝統工芸品として、保存継承されている。

昔は、沖縄全体に普及していたが、今ではこの村と、いくつかの工房でのみ生産されている希少な布だ。

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沖縄の田舎で見る事が出来る、古い民家の赤瓦屋根。

この集落では、結構保存されていて、小道を、迷路探検の様に歩くのも楽しい。

P1340434そして、赤瓦の屋根の上には、必ずと言っていいほど「シーサー」がいる。

魔よけ、家の守り神として、家を新築した時に瓦葺き職人が、手製で作って設置するので、既製品と言うのはなく、すべてオリジナルとなり、形や表情を、比べ見て歩くのも楽しい。

よく、門柱の上にもシーサーが1対で飾られるが、それは、既製品が多いので、観光土産品で売っているのと、そう変わらない。

P1340445 赤瓦を白い漆喰で、つないでいるので独特のコントラストを見せて、青空にマッチしてくる。P1340447 これは、ライオンに近い感じ?P1340461 P1340462 いまにも飛びかかってきそうな、勢いのあるシーサーP1340472

集落内を歩くと、朽ち果てた赤瓦もある。ガジュマルが屋根の上で発芽し、成長して根を、屋根から地面まで垂らし、さらなる成長を続けている。

このような集落を歩くと、「都会に住むか、田舎に住むべきか?」「物質文明を享受するか・・・・精神文化の中で暮らすか」考えさせられるが、答えは出せないでいる。

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すみませんが、しばらく「ベルギー情報」にあらず、「ベルギー移住者沖縄滞在編」になります。

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