四姉妹珍道中13日目(まだまだ続く・・・9/19)
土曜日(9/18)にワロン地方ドライブ旅行から帰って来て、疲れもあったが、その晩は早く寝て、日曜日の朝。
みんなで町のパン屋さんに「日曜日のパン」を買いに行き、食卓に広げ、朝食をする。
平日は普通のスライスされた茶色っぽい麦パンなどを食べているが、日曜日だけは、その日の朝になじみのパン屋さんに行き、丸いパン(ピストーレ)や味の付いた菓子パンを買って家族で食べる。
だからパン屋さんは朝早くから行列ができて、その雰囲気もベルギー独特の楽しいものなのである。
日曜日の朝と言えば・・・、四姉妹珍道中御一行様には「Tongerenの蚤の市」なのである。
先週の日曜日にも行ったが、出発の時間が遅かった事と雨模様のため、早々と店をたたみ始めた業者が多かったので思うようには見学できなかった。
今回はばっちり!
天気も良く前回より1時間半も早く行ったので、じっくり見学して、品定めをして、値引き交渉までして、それぞれ数点づつ買い求めていた。
値切り交渉も手慣れてきて、英語は出来ないから紙に数字を書くだけの筆談で値切りに成功していた・・・・結構値切ってましたよ、お姉さま方。
僕はあまり、買って使うという興味がないので、スナップ写真ばかり撮っていたが、商品を撮ろうとしていたら店主らしいじいちゃんと、孫らしい少年が「お~ぃ、カメラマン、僕たちも撮って~!」と合図をしたので、撮らせてもらいました。
「どこから来たの?」と聞くので「Ik kom uit Japan,僕は日本から来ました」と答えると「おぉ素晴らしい!」と、多分オランダ語を使えなさそうな顔が、オランダ語で答えたからびっくりしたのだと思う。
まぁ、しかし、深入りせず、親指を立てて「ありがとう!」と言って、そこを後にした。
長女姉ちゃんは、レース編みの小さな布がたくさん入った袋が気に入ったようで、10€は安い(洋裁店を営んでいる姉には大いに価値があった)ので値切りなしで買った。
我が姉妹たちはユーロのお金に慣れていないので「10€が1万円くらいの価値があるように思えて、10€以上の買い物は出来なかったよぉ・・・」と、2-3€の小物ばかり買い集めていた。
もともと西洋では物を大事にする文化で、親から子へ、子から孫へ道具が受け継がれていくので、何かの事情で素晴らしい年代物が出回ったりする。
親から譲り受けるものがなかった人は、こういうものに魅かれるのではないだろうか?
午後1時に蚤の市は店じまいなので、その後、中心から少し離れた静かな場所へ行く。池には黒ハクチョウがいた。
ここはトンゲレンのベギン会修道院(世界遺産)
庭先にこんな飾り物も。
リールやブルージュなどベルギーのベギン会修道院は、ひとまとめで世界遺産となっている。
世界遺産の修道院の近くにある公園(いや、路上だったか?)のベンチで、持参した「日曜日のパン」の残りをみんなで立ち食い(昼食?)して、そのあとブレヒトに住むKatrienのご両親に面会に行った。
体の弱いご両親との対面に、ちょっと涙ぐみながらの初めての面会となった。言葉も通じないのでKatrienに通訳をしてもらいながら、笑顔を見せたり手を握ったり、何とか気持ちを伝えたい、思いで一生懸命だった。
ブレヒトを後にして、向かったのは隣町のウエストマル(Westmalle)の風車。
実は、オランダのキンデルダイクにある世界遺産の風車群を訪ねる予定だったが、日程が押し詰まってきた事と、みんながついに疲れを見せ始めたので、帰りの体力温存を考えて、中止することにした。
「でも、本物の風車は見せておきたい」と言う事で案内した。
そして、もう1か所の風車も案内しようとザンドホーヴェン(Zandhoven)にあるWindmühle von Pulderbosと言う風車。
ここは羽根が回っていた!
そして「風車まつり」開催中で、風車の周りで大勢の人々が遊んでいた。
子供たちは藁で出来た山で遊び、大人はビールやワインを飲みながらおしゃべりを楽しんでいる。
脱穀作業の実演や、昔の農具の展示小屋もあった。
昔ながらの、魚の焼き方を実演していた。
網に乗せた魚を、火の上でブランコのように揺らしてじっくり焼いて行く。
おいしそー!
食べたかったが、もう受け付け分で売り切れだそうだ。
(麦の粉挽き用)風車まつり=麦の収穫祭のような雰囲気で、その風車で挽いた小麦粉でパンを作る実演コーナーもあり、子供たちもパン生地をこねたりしていた。
二女姉ちゃんが出来あがった、温かいパンを2個買った(1個2€)。
長女姉ちゃんいわく「あの子供たちは藁で遊んでいて、手を洗わずにここへ来て、パン生地をこねていたようだけど、あなたが買ったのはそれかもしれないよね・・・・」
いやいや、そんな事を気にしているようでは生きた酵母入りのパンは口に出来ませんよ、お姉さん。(どんな酵母だか?)
なぜかスコットランドの民族衣装を身につけ、バグパイプを演奏をしながら歩く一団もあり。
大テントの中では、(多分)村人手作りのおつまみやサンドイッチをほおばりながら、仲間たちとビールやワインを飲んで、みんな大声でしゃべっていた。
村の祭りなんですねぇ、偶然にもこんな祭りを体験したのも四姉妹珍道中ご一行のお陰。僕も楽しませてもらいました。
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