こんな時もあるもんだ!
日曜日、夜中に雨が降っていたが、朝は晴れ上がっていた。
僕はインタークラブというクラブ対抗団体戦があったので、朝食もそこそこに支度をして自転車で出かける。
アパートのエレベーターで、隣のおばさんと一緒になる。
「おはようございます」「あら、テニスをするの?」「はい、今日は試合なので緊張しています」なんて、会話をした。
今日は地元クラブに、対戦相手を招待してやる、ホームゲーム。
僕の出るカテゴリーは「男子40ポイント」(一番下のカテゴリーでござる)
でも、その中でも6人いるシングルスの中で3番手に抜擢されていたので、頑張った!
僕の相手は、身長185cmくらいあり、何となく雰囲気は、あのボリスベッカーに似ている強そうなやつだった。
ウォーミングアップが終わった後、僕は「今日は負けるか、苦労しそうだなー」という気持ちになっていた。
相手のサーブから始まり、ファーストサーブはなかなか速いが、コースを狙える訳ではないので、何とか返せる。セカンドは甘いのでこちらから仕掛けられる。
3回のジュースの後、僕がブレークして1-0、その後3-0とリードした。
僕は、ドロップショットと、スライスに徹して相手をほんろうした。
ドロップショットでネットにおびき出して、ロブで頭上を越えたり、自分もネットに出ていったり・・・
その後、相手も挽回して4-4までは来たが、だいぶ走らされたので疲れが見えて来ていた。
それと、僕みたいな短いボールを多用するタイプと対戦した事がないのだろう、ちょっとイライラの様子も感じた。
自分のいいポイントでは「カモーン!」と叫んだりしていたが、僕は相手のいいプレーには「ま、しょうがないな」と「ナイスボール!」と親指を立てて相手を称え、淡々としものだった。(彼には奥さんや子供たちも応援に来て、声援を送っていた)
5-4と再びリードいして、次のゲームを取られたらやばいなと思い、ちょっと緊張したが、結局6-4で第1セットを先取した。
第2セットも3-0とリードしたあたりで、相手にはあきらめが見えた・・・、6-0で2セット目も取って、2-0のストレート勝ち。
僕にとっては今年のインタークラブ初勝利!!!
今日は思い通りのテニスが出来、すっきりと勝ったので、今までのモヤモヤが吹っ切れたぁーー!!
幸先よく団体戦の最初の1勝目を挙げたので、チームメイトから「Proficiat!=おめでとう!」と、祝福され、チームは盛り上がった。
他の試合No1とNo2シングルスは、どちらも1セット先取しながら2セット目が危ない状況だったが、僕はその時点で、次の大会へ行かなければならなかったので応援出来なかった。
午後からは隣町にあるテニスクラブで開催されているダブルス大会に、Katrienとペアで出場!(上の写真は、巨漢エディーを盗撮しようとしたら見つかってしまった!)
1回戦、60代(女性)50代(男性)ペアとの対戦。
ベルギーのシニアは強いので要注意。持ちポイントも僕らより上だった。
まぁ、しかし、今日の僕の調子からして負けるような相手ではない!
6-0、6-2で一蹴した。
相手女性は負けた後、あからさまに不機嫌になっていたが、男性は落ち着いていて、一緒にカフェでビールを飲みながら僕に「あなたはスライスがとても良かったね、それと、動きをよく見ていて、人がいない所に落ち着いて良く返していた・・・」と、褒めてくれた。
Katrienが席をはずしている間に、僕の拙いオランダ語で、その女性とも話をするようにすると、だんだん機嫌が直って来た・・・、ビールを2杯目飲む頃からはその女性も、Katrienとも笑顔で話しをするようになった。
試合中何回か、その女性がネットにいるとき、katrienの打ったボールが体の正面に行ったので、彼女はラケットを出さずに、頭を引っ込めて逃げていたので「狙われている」と感じて、イラついていた。
アフターテニスも、難しい場合がある。
試合会場のテニスクラブの駐車場に止まっていた車。
僕はこういう車が好きなんです。
MGですね。
再び、インタークラブの会場へ戻って、ダブルスの応援をする。
ダブルスには僕の出番がなかったので、カフェのテラス席から観戦していると、テニススクールのおじいさんコーチが「Yuki、あなたはダブルスには出ないの?」と聞くので「出ませんよ」と答えると、手まねきをして「こっちへおいで!」と言う。
行ってみると、ひとりの男を紹介され、「この人と一緒に練習をして欲しい」と言われた。
「あぁ、いいですよ喜んで!」と、二人で空きコートへ行って練習した。
彼は30代くらいで、身長が高く185cmくらいはある、体格の割に優しい声で、「僕はひざが悪いので、思うように走れないから、ボールを返せないかもしれませんよ」と言っていたので、なるべく走らなくても打てるようなボールを打つようにした。
約1時間、休憩なしでラリーと、彼のネットの練習をした。
「いい練習でしたね、あなたはバックハンドとボレーがとても良かったですよ」と褒めると、彼はたくさんの事をいたが、僕にはほとんど聞き取れなかった。
・・・言葉はあまり通じなかったが、彼は大層喜んで、僕に名刺を渡して「僕の電話番号です、また一緒に練習しましょう!」と言った・・・・、そしてビールをおごられた!
ああ、インタークラブ、結局チーム対抗としては3-6で、我がチームは敗退だったぁ、、残念!
自転車で行ったので、自転車で帰る。
天気がいいと、ホントに景色が絵になりますね。
帰りは風が強くて、それが背中からの風だったので楽チン楽チン、
ギアをトップにして、軽-く漕いでスピードが出る。
こんなに楽できるのは滅多にない!
しかーし、ふくらはぎがツリそうになっていた・・・
やっぱり、2試合と1時間の練習はきつかったか?
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