まあ、間違いは誰にでもあるんですが、昨日はサイクリングをしていて、自転車ルートを間違えて、気が付いたら僕は、ベルギーから飛び出してオランダにいました!
リンブルク州の義姉の家に3日間滞在したのですが、2日目は黙々と庭仕事をしたので、飛ばしておきます。
3日目は帰る日で、ご褒美としてサイクリングを楽しむ事になった(ひとりで・・・)。
前日に義兄といろいろ相談して、義兄が40kmほど離れたロンメル(Lommel)という町で現場の仕事をしているのでそこまでサイクリングをして、帰りは自転車を車に積んで、僕をNeerpelt駅まで送ってくれる事になっていた。
予定通り8時に起きて、予定通り9時に出発(義姉の自転車を借りて)。
空がちょっと、どんよりしているので薄手のジャンパー着用、・・・走り出して30分ほどでジャンパーはいらなくなった。
10分ほどで、最初の通過点の風車に到着。
Molenstraat 18,3950 Kaulille (Bocholt)
小屋も含めて、まるで絵の様です・・・、小屋(家)には人が住んでいるようだった。
風車の隣にはなぜか、ダチョウやクジャクたちがいた。
自転車道といえど時々、幹線道路わきだったりする。
幹線道路といえど、道端の雑草はきれいに咲いている。
キキョウの仲間イトシャジン(糸沙参)か?
予定通りの運河に到着、しばらくは運河沿いをのんびり走る。
運河沿いにある町Sint-Huibrechts-Lilleに立ち寄る。
教会の隣の木陰に、こんなベンチが・・・・
1本の丸木を削って出来たベンチ・・・、重厚です。
誰がこんな事を考え付くのか・・・、考えるのはいいとしても実際に作るとは、スゴイです。
この町に立ち寄ったのはほかでもない、この風車を見るためであった。
特別な風車ではないが、僕は機会があれば風車という風車を見学するようにしているから、また、ひとつコレクションが増えたという事です。
風車の傍らには説明板がある。「Historiek=歴史 De Lilse Meulenという名前で、1820 / 1908に建てられた(修復されたのかな?)」 「4月~10月まで、毎月第2土曜日と第4日曜日、13:00~17:00が風車の公開日ですよ」という事まで書いてある。(僕もそれくらいは読めるようになったのだ!)
文字がなくても理解できるのはこのような看板。
「ここで釣りをしてはいけません・・・、なぜなら感電するから!」
上空を見ると高圧線が通っていました。・・・なるほどね!
運河は今でも、輸送の要として使用されているのですよ。
運河沿いだけだと風景が単調になるので、運河を離れて田園風景を楽しむ・・・
これはトウモロコシ畑で、まだ苗の状態ですね、近頃はベルギーは雨が降らなくて太変だろうなぁーと思うのです・・・、所々ではスプリンクラーが作動して水まきをしていた。
のどかです ・・・ 道はどこまでも平坦
民家のないような所にも、こんな拝所がありますよ!
田園風景を通り越して「荒野」になってしまいました!
この辺り一帯は、かなり広い範囲で砂地であり、土地はやせている。
ジャガイモ畑・・・順調に育っているようです。
空は雲行きが怪しくなり、風も強くなった・・・(天気予報では曇り時々雨)
妙な道に入りこんでしまった!
しかも、先が見えないくらい、果てしなく続いている。
どこまで行っても砂地・・・砂の道
車やトラクターのタイヤの跡があるが、自転車の後はない!
この道はどう考えても「自転車道」ではない・・・サラサラの非常に細かい砂で、タイヤが5cmくらいも沈むので自転車に乗っていられなくなり、押し歩きをする・・・、なんてこった!
まだまだ、先は見えないぞ!
1時間ほど、そんな砂地獄をさまよっただろか・・・
やっと自転車ルートの標識を発見!
しかし、いつも見慣れたものとは色が違う・・・「REGIO EINDEHOVEN」と書いてあるではないか!
地図で調べると、なんと、オランダの町の名前だった!
上の地図の黄色い線が予定ルート、黒い線はベルギー・オランダの国境線。
国境を越える所にいちいち「ここから先はオランダ」なんて看板はない(気付かなかったのか?)
途方に暮れる暇もなく、義兄から電話が入る!
「Yukiどこにいる?僕は仕事が終わったので、そろそろ帰るよ」、
僕「よくわからないけど、オランダにいるようです。今からベルギーに向かうから、ベルギーに着いたら電話します」
義兄「じゃ、もう少し待っておくよ」
ベルギーの自転車道に戻り、20分ほどで幹線道路の橋に着いた。
道路に上がり、通り名を見つけて、義兄に電話「今、LommelのKolkenstraatにいます。迎え頼む!」
義兄が来るまで運河を眺めているとボートが通過・・・イギリス国旗を掲げているという事はイギリス船籍なのだろう、夫婦と思しき男女が操舵席に座り、のんびりと優雅なものです。
10分ほどで義兄が車で到着、無事に僕の無謀なサイクリングが終わった!
町のレストランで昼食をして、食後のコーヒーには甘いキャンディーが付いていた。
黒っぽい三角のキャンディーは、外側が砂糖のようで中にはジャムのようなのが入っている、ベルギーの菓子だそうな。
この後も義兄は仕事があるというので、僕をNeerpeltの駅まで送ってから仕事に戻った。
時間は13:45・・・・、そのまま帰る僕ではない。
Neerpeltの町を歩いてきたが、それはまたあとで・・・
2 件のコメント:
オランダにいらっしゃってたんですね。
ヨーロッパにいると、国境のあまりの簡素さにびっくりしますよね。
Limburg地方はホワイトアスパラガスが有名な地域と聞きましたが、masayukiさん美味しいそうなのを召し上がってらっしゃいましたね。
EindhovenはPHILIPSのある町です。
Hitomiさん、あのあたりはほとんど、砂地でね土地がやせているという事なんですよね。
そして、その砂からは上質なガラスの材料となる物質「珪砂」が採れるのだそうです。
砂をたくさん採掘したために、湖のような池が多いそうです。
アスパラガスには土壌があっているのでしょうね。
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