先週はベルギー最大のキリスト教の聖母マリア巡礼地へ行って来たが、今回は絶好の晴天の下、ビールの巡礼地へ行って来た!
(ベルギーでは久しぶり(突然)の夏天気になったので、急きょ日帰り旅行を思い立ったのだ)
その名も「ポぺリンゲ」Poperinge.
ビールの原材料であるホップは、この地で昔から多く栽培されていたことから、この地名のPopからHopになったんだそうだ・・・
へぇ~~、いわばHopを使ったビールの発祥の地と言っても過言ではないだろう。
ベルギー鉄道のPoperinge行きの終着駅。
これから先はフランスになるので行き止まりですよ!
「観光案内所」でパンフレットをもらうと、「これでもか!」というくらいHop & ビールだ。
僕はこの町に3年前から憧れをもっていた・・・
それは3年前にベルギー移住が決まった時、日本でベルギー情報を収集していたら、このPoperingeの「Bier- en Hoppefeesten」(ビールとホップまつり)のWEBサイトを見つけて、その楽しそうな祭りの写真を見て、ぜひ行きたいと思っていたのだ。
ベルギーがビール王国である事は知っていたが、こんな楽しいまつりがあるのかと、ワクワクしていたのだ。
その3年前のベルギー到着、1週間後にこの祭りが開催されたが行けなかった!
3年に1度しか開催されないこのまつりに「今年こそは行くぞー!」と、9月の第3週の週末に予定を入れてあった。
しかし、僕らは9月第2週から沖縄へ里帰りすることになってしまい「あこがれ」はさらに3年持ち越す事になった。
「まつりはなくとも行ってしまえ―!!」
かわいい家もあります。
駅からほど近い所にフロートマルクトがある。
マルクトに面して建つとんがった屋根の市庁舎。
この右下、半地下に「観光案内所」がある。
カフェのビールメニューは4ページほどあったが、これは「強いビールと修道院ビール」のページ。
さっそくカフェに座り、「ホップ発祥の地のビールの味はいかに」と2種類注文する(僕一人じゃなく、katrienの分もですよ!)
ラベルの右上の黒、黄、赤のマークはベルギー産、真ん中の赤いマークは市章ですね。下の絵はホップ畑と、3つの教会があしらわれている。
見ての通り、細かい泡立ちの多いビール、やはりホップの効いた・・・と感じさせるビールだ。
このビールはLierあたりでは普通のスーパーでは売ってないですね。
Watou's Wit Bierは小麦粉を使う白ビール。
このラベルも普通のスーパーで見かける事はない。
白ビールと言えばフーガーデンが有名だが、あのまろやかさに比べたら、ちょっと癖がある、素材を感じさせる味と言うか・・・ま、それを味わえれば面白いビールだ。
フロートマルクト近くに建っている教会(Sint-Bertinuskerk)
教会内部
歩道の所々にホップのメダルが埋め込まれている。
教会(Sint-Janskerk)
ビールまつりでもないが、結構自転車で訪れる観光客が多かった。
この辺りの地方はWesthoek(西の角)と言って、第1次世界大戦で甚大な被害をこうむった場所であり、フランダース地方の中でもなだらかな丘陵地帯の風景が美しい事で人気が高いようである。
僕とkatrienは2時間の散策をして、終着の駅からひとつ戻り、鎮魂の町イーぺル(Ieper)へ向かう。
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