31.8.11

ホップの花咲くテニスクラブ

アントワープ近郊WOMMELGEMにあるテニスクラブ、ROYAL ANTWERP T.C.のフェンスにはホップの毬花が満開で見ごろになっている。

・・・って言ってもベルギー人にとってはそこら辺にある草と一緒なので、ほとんど見向きもしないが、僕にとっては桜の花見以上にワクワクして眺めているのだ・・・・テニスをしながら。

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きれいでしょう?

この下に、いすとテーブルを持ってきてビールを飲みながら花見をしたいくらいだよ!

しか ― し、今日はこのテニスコートで20ポイントシリーズのクォーターファイナル(準々決勝)を戦っていたのである。

今日の相手は前回と同じく同年代の夫婦ペア、ふたりとも5ポイントで僕らより少なく、ウォーミングアップの時に女性が少しレベルは落ちるかなと感じたので、普通にやれば勝てる相手だと思っていた。

しかし、アンラッキーな事もあってスタートは、1-2,2-3,3-4とリードを許し続けた。

レベルが落ちると思っていた相手女性が、意外とボールに対する反応がよく、当てて返してくるのである・・・しかも、そのボールがどこへ行くか予測が出来ない・・・厄介ものだった。

Katrienが必要以上にナーバスになり、つまらないミスもしたが「普通に基本通りでいいんだよ、もっと楽にして、大丈夫だよ」と、気持ちを平静に戻す事だけ言い続けた。(相手が格下の時は、えてして自分のミスに必要以上にナーバスになる事が多い)

4-4となり、5-4と逆転した頃から平常心になり、普通のプレーをするようになった。

相手男性がひじの状態が悪くなったようで、痛そうにしていた・・・、そんな事もあってか大げさにスピンをかけようとしたボールがネットにかかったり、オーバーしたりのミスが多くなった。

6-4で1セットを取り、2セット目は持ちポイント(Katrien15ポイント、僕5P)通りの力を発揮して、6-1で連取して勝った!

次回のセミファイナルではまたしても第1シードの若者ペア(15才&17才)と対戦することになりそうだ。

この大会が僕らの、この夏シーズンの最終戦なので、悔いを残さないように頑張りたい!

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許されれば、このホップの下で勝利の美酒に酔いたかったなぁ!

しかし、ベルギー・テニスの儀式は、勝者が敗者に飲み物をおごる事になっていて、カフェで4人でビールを飲む。

そして大抵は、敗者が勝者におごりを返してからお開きになるが、意気投合すれば、さらにおごりおごられが繰り返されることになる。

今日は1回のおごりおごられで終わった、僕は早く家で祝杯をあげたかったのだ。

 

それにしてもベルギーは、8月もまだ終わらないのに17℃くらいまでしか気温が上がらない!

2週間後には、30℃越えの沖縄にいるというのに・・・

沖縄に着いたら、ぐったりと萎えてしまいそうな予感さえしているのだ。

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