2009.05.29 Cathedrale Ste.Michael ,Brussel
サン・ミッシェル大聖堂
サン・ミッシェル大聖堂
王立モネ劇場の横、なだらかな坂道を上がっていくとビルの建物が途切れた所で、サン・ミッシェル大聖堂の壮麗な姿が見えて来る。
この前庭のベンチに腰かけ、缶ビールを飲みながら、しばらく外観を眺め、行きかう観光客の様子を見ていた。(日本人らしきもチラホラ)
大聖堂と言う格付けからか、いかにも豪華な感じが漂っている。
13世紀に内陣が作られてから、正面の鐘楼が出来るまで300年の歳月をかけている。
内部もやはり、豪華・きれいです
入場料無料、(地下の宝物殿 1€)
この教会で1516年、カール5世が載冠式をしたり、ベルギー前国王が結婚式を挙げた。
(カール5世の両親は、僕の住むLier市の聖グマルス教会で、結婚式を挙げたと言うから、僕の中で歴史がつながってくる)
広大な礼拝堂の中は、ほとんどすべての窓がステンドグラスで飾られていて、そのすべてが手の込んだ細工がされている。その一つ、「最後の晩餐」だろうか?とにかく、ステンドグラス鑑賞だけでも価値があるが、高い所にあるので首が疲れる。
絵画もあります。Michel van Coxie作 (De Kruisiging)どこの教会にもパイプオルガンはあるが、この教会のパイプオルガンは、ひときわでかい!そしてこの日、たまたま演奏者が演奏台に座り、オルガンを弾き始めた。
石造りの教会、広い礼拝堂、巨大なパイプオルガンで想像できると思うが、響きがすごい!初めて生演奏を聴いた。
ここで改めて、オルガンはピアノと違うという事を、当たり前のことかもしれないが、思い知らされた。両方とも鍵盤楽器には違いないが、ピアノは打楽器(楽器分類では弦鳴楽器)、オルガンは吹奏楽器(楽器分類では気鳴楽器)なのだ。
フルートのような音、尺八のような音を、自在に出すのである。
いつか、十分な時間を持ってコンサートを聴きたいものだ。
巨大なパイプオルガンの全景(本体の中央付近に人が座って、演奏している)そして金色に輝く像があった。
この像に寄り添うように、聖ギュデュルがランプのロウソクを覗き込むようにしている像である。この少女ギュデュルが7世紀の物語で、この場所にあった小さな教会の、ロウソクを吹き消す悪魔の意地悪に負けず毎日祈り続けたと言う。 そして、この教会の名前にもなっている大天使ミカエル(Michel)の像4月1日に投稿した「首都ブリュッセル行3 」の市庁舎の塔のてっぺんにある「守護聖人ミカエル」と比べてみると面白い。
教会見学も、いろいろなものが結びついてきて、分かってくるとなかなか面白いものだ!
サン・ミッシェル大聖堂を後にして、右側から後ろへ回り込むようにして、もう少し坂道を上がって、大きな通りを左に曲がり200mくらいで「コングレ記念塔」(Colonne du Congres)と、コングレ広場がある。1831年の憲法発布を記念して1859年に建てられた。高さ25m、塔の上には初代国王レオポルド1世の像。
塔の下の方は、無名戦士の墓。両脇をライオンの像が守る。このライオン、人よりも大きい。
この広場は高台になっていて、ブリュッセルの旧市街と、近代高層建築群を見渡す事が出来る。
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