8.6.09

聖カトリーヌ教会

2009.05.29 Ste.Catherien ,Brussel
聖カトリーヌ教会

ブリュッセル北駅から、ヌーヴ通りを抜けて、グランプラスへ向かう途中、王立モネ劇場前を通り、右に曲がってしばらく歩くと、非常に目立たない建物がある。 最初に見えた場所が、聖カトリーヌ教会の後ろ側だったせいか、大きな建物には違いないが、どす黒く汚れている。周りの新録に対比して、ますます汚く見える。

これが有名なカトリーヌ教会か?妻のKatrienと日本語表記が同じ(スペルは違う)なので、気にはなっていたのだが・・・。

こうして見ると、宮崎駿のアニメに出てきそうな魔物に見える。
1887年完成の教会。のちに最高裁判所を建てた新人建築家プラールの設計による。


この裏側の広場の傍らに、ビルに囲まれた黒い塔(La Tour Noire)がある。12世紀にブリュッセルで最初に出来た城壁の残りらしい。

よくまあ、残っているものだ。いつも思うのだが、こういう歴史の遺物を見てから、歴史を題材とした映画を見ると、ああ、確かに、こんな時代があったんだなあ・・・と、映画がより現実味を帯びて感動も大きくなるのでアリマス。

2月の投稿記事「Mechelenで新しい講座」に出た、ブリュッセル門(Buressels Port)も、圧巻でした。
こういうのが現在もあるから、各都市には市壁があって、都市間を結ぶ道路に対して門を作っていた事が良く分かる。

「ラスト・キング・オブ・スコットランド」とか「トロイの木馬」とか、いろいろな映画があるが、ヨーロッパ歴史もの映画が、ここに来てから好きになっている。
聖カトリーヌ教会の正面

そう、最初に、ここに到着すればよかったんだ!きれいです。

内部装飾は、簡素な感じ
入場は無料

ステンドグラスも簡素です。

「ここでは黒い聖母子像に注目」と、ガイドブックにあったので探してみたらこれですね。
これにも伝説があって、「1744年に、新教徒によってセンヌ川に投げ捨てられたが、浮遊する泥の中から発見された」と言う。こういう事で「神の力」として、さらなる信仰を生むのでしょう。

ガラス張りの中にあり、「DE ZWERTE LIEVE - VROUW」と書かれた台座に載っている。


主祭壇
この教会は彫像などはいくつかあったが、絵画作品は少なかった。

教会の外へ出て、、広場(昔、港だった所が、今は埋め立てられている)の池にある噴水。なんかすごいです・・・異様と言うか。

ちょっと前なら「イナバウアーッ!」って感じですが、山羊が天に向かって口を開き、後ろへ水を噴出している。
聖カトリーヌ教会、横から(翼楼)


この辺りは昔、運河の港だったらしく、両側のカフェやレストランは、昔のままで海産物専門のレストランが軒を並べている。

埋められて今は広場、右側にエスカレーターで下へ降りられる?
多分、地下は駐車場になっているのだろう。

この広場から右側の路地を見ると
聖ジャン・パブティスト・オ・ベギナージュ教会の正面が見える。

聖ジャン・パブティスト・オ・ベギナージュ教会(Eglse St.Jean Baptiste au Beguinage)
1676年完成、バロック様式

当日、内部で何かイベントがあったようなので、中に入らなかった。
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