世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランス
7月4日からモナコをスタートして始まったようだ。
ベルギーでは、自転車とサッカーが国民スポーツだから、TVや新聞で盛り上がっている。
自転車のロードレースと言うと、マラソンのように時間が長くて、応援したい選手がいないと、なかなか真面目に見る事もなかったが、今年の「ツール」は違うぞ!
「世界最高峰の自転車ロードレース」と、うたわれながら、今まで出場した日本人選手は2人のみだったが、「今年のツールに日本人が同時に2人出場する」とのニュースを聞いていたので、注目している。
日本人2人のうち、ひとりは新城幸也選手で、沖縄石垣島出身と聞いては、応援もし甲斐があると言うものだ。
日本人2人のうち、ひとりは新城幸也選手で、沖縄石垣島出身と聞いては、応援もし甲斐があると言うものだ。
2日目となる日曜日、僕らはテニスで忙しかったのでTVを見る暇がなかったが、後でニュースを見ると、なんと、その新城選手が、第2ステージで、いきなり5位(1位と同タイム)に入ったと言うではないか!
僕は鳥肌が立つくらいビックリした。
ヨーロッパでの自転車競技熱は、日本と比べ物にならない。自転車競技で自国選手が優勝したら、新聞の一面トップを飾る。
そんな環境の中で育った、自転車の猛者たちの中での快挙である。
高校時代まで、ハンドボール部で活躍していた石垣島出身の青年が、高校卒業後に本格的に自転車競技に転向して、フランスへ自転車留学・・・
そこで見た華やかな自転車の世界。
いつかここで・・・!
と、夢見たのは当然だろう・・・
彼は今、夢ではない現実の世界で、このステージに立っている。
ステージ優勝する事さえ、夢ではなくなっているのだ。
上の写真は第3ステージ(TV:Euro sportより)第3ステージでは、もう一人の日本人、別府史之選手が、8位に入った事で、にわかに日本人選手に注目が集まってきているようだ。
TVの中継でのアナウンスにオランダ語で「ヤパン、アラシロ、ベプ」の声が聞こえる。
今日行われている第4ステージはチーム・トライアル(上の写真は新城の所属チーム)チーム(9人)ごとに、一定間隔でスタートして39kmのゴール地点に到達した5人目の選手のタイムが、チームのタイムになるらしい。
新城のチーム(Bboxブイグテレコム)は、コース序盤で、4人が集団コースアウト!御存知かと思うが、自転車レースでは集団で、先頭に立つ風よけ役を、ローテーションで交代しながら、体力の消耗を防いで行くので、序盤での4人脱落は痛手になるから、スピードを落として隊列に戻るのを待つ事になり、大幅なタイムロスとなる。
結果、トップから3分以上遅れてゴールした。
昨日は、両親の家に行き、義父を歯医者まで、送迎する役目を仰せつかっていたので、行ってきたが、80才を超える義父でも「ツール・ド・フランス」を熱心にTV観戦しているのである。
僕が義父に「このレースに日本人が出ていて、ひとりは沖縄の人ですよ」と、オランダ語で話すと「あ、そう」程度の反応だった。
「ま、出るだけなら大したことないよ、ベルギー人はたくさん出ているからね」、と言いたかったのだろうが、僕がそこまでのオランダ語を理解しないので、多くを語らないのだろう。
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