我が家(アパートの4階)のテラスの前は、森の様である。
野鳥たちがさえずり、風のある日は、木々の枝がざわざわと音を立てる。
雨の日も、木の葉に当たる音が聞こえる。
そして今、もうひとつの音が聞こえる。
パラパラパラと木の葉に当たりながら、何かが落下していく音だ。
その音源を探し当てることに、興味がわいてきて、落ちていくゴミのようなものの上の方へ辿って行くと、木の枝が動いているのが分かる。
さて、この写真から何が見えるでしょうか?赤銅色のセイヨウブナの木の葉に「保護色」の様に溶け込んでいる動物。
それはリスです。
両手を使って、ブナの木の実(左側に見える)を割って食べているようだ、そして殻を落下させている。
30mくらいの大木なので、その殻が地面に落ちるまでに、いくつもの葉っぱや枝に当たるので、パラパラパラと音が良く聞こえるのである。
去年の10月頃は木の実はすべて、地面に落ちていたので、いつもリスは地上で見ていた。
それを拾って食べていたのだが、今の時期は、まだ実は落ちないので、木に登って食べるしかないのだろう。
30mほどの高さで、細い木の枝先まで手を伸ばして、収穫している。「よく、落ちないものだ」と感心しながら、曲芸を楽しんで、写真を撮った。
かわいいリスです・・・・家では飼わないが、外に居る我が家のペットのようなものだ。とても楽しませてくれる。
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