ベルギー(及び、キリスト教国)では、今週は「謝肉祭休暇」、こちらではクロッカスバカンシー(krokusvakantie)と言っているのだが、この時期に各地でカーニバルが開かれる。
世界最大のカーニバルはブラジル・リオのカーニバルだろうが、それに勝らないとも劣るであろうベルギーの2大カーニバルが、バンシュのカーニバルとアールストのカーニバルだろう。
この2大カーニバルは欧州でも有名であり、世界遺産の無形遺産として登録されている ・・・ そのうちのアールストのカーニバルの見物に出かけてみた ・・・ バンシュのカーニバルは過去3年連続で行っているので、今年は趣向を変えようと ・・・
リール駅からアールストまで電車で1時間55分 ・・・ 直線距離ではゲントより近いのに、アントワープ、ブリュッセル経由で遠回りをしなければならないのだ。
ま、旅する気分には浸れるというものだね ・・・ めずらしく?ベルギー国鉄に何の問題もなく、椅子にも余裕で座れ、最新車両で快適な旅であった。
13:00スタートのパレードが、間もなく駅前を通過するというタイミングだった ・・・ すでに黒山の人だかり!
観客の多くの人が仮装している ・・・ まるで自分たちも祭りの一部であるかのように。
パレードの先頭を切って登場したのはなんと、ライバル関係?にあるバンシュのカーニバルの主役であるジルたちだった!
いきなり度肝を抜かれた! ・・・ 「アールストに来たために、バンシュへ行けなかった人のために、ここでバンシュもお楽しみください!」 と、いう事か?
もちろんバンシュに比べたら小規模のグループだけれど、ちゃんと雰囲気を出していた。
そして、バンシュのカーニバルと言えばオレンジ投げ! ・・・ 投げていました、オレンジっぽいもの ・・・ それほど数はなかったものの ・・・ カメラを持つ手に向かって飛んできたものを、もう一方の手で見事にキャッチした僕だった!
キャッチしたものは色鮮やかなパッションフルーツだった? いや、やっぱりオレンジだった。
パレードは小グループと、中グループ、大グループに分かれているようで、部門別にコンクール形式になっているようだ。
駅舎に掲げられた垂れ幕には「玉ねぎ」のイラストが ・・・ なんでも、このイベントの2日目には玉ねぎ投げがハイライトになるらしい ・・・ ぷはぁ~!
玉ねぎはアールストの特産品なのかね?
トロイの木馬か?
いやいや、ベルギーには「妖精馬パイヤールの伝説」がある・・・その馬には4人の兄弟が乗るというから、それだね。
この巨大妖精馬はワロン地方の伝説だが、ベルギーの祭りではフランダースでもパレードで結構登場するようで、写真では見たことがあったが、実物を見られて嬉しかった!(いつか本物を見たいと思っていたから)
山車にはそれぞれのテーマがあるのだろうが、事前調査をしていない僕にはわかりません。
なんでもありの感じで、パレードは続く ・・・ 僕は落ち着ける見物場所を探して、パレードと同じ方向に歩くが、もちろん、パレードより早く進める。
とある開けた場所に建つ教会の前で、いい場所を見つけたので、ここでとどまり見物(撮影)する事にした。
光の当たり具合も良好だ!
あ、これ、みんな女装男性のダンスです!
アントワープ市長であり、大政党の党首であるバルト・ウェーベルも登場! 何か風刺されていたのだろうか?
こんな調子で延々続くので、終わりが見えない。
縁起物のオレンジもゲットしたし、まずは快調!
写真アルバム「Aalst - Carnaval 01 , 02 Mar 2014」
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