コケッ！ ・・・苔

　苔の写真もせっかく撮ったので、紹介しようと思う。

　この原始的なミニ植物は、結構マニアックで「苔マニア」がいるようである。

　僕も小さい植物が好きな方なので、荒れ果てた庭の中でも、ひっそり咲く1mmくらいの花にも、きれいだなあと、見入ったりするのである。

　この写真は、やはり、ペール市の姉の家の庭であるが、広いだけに苔もたくさんあった。木の根っこ、芝生の中、レンガの上、屋根の瓦にも・・・。

　最初の写真は胞子体を延ばして、胞子を作ろうとしているところ。2番目はレンガの塀の上に生えたミズゴケ、多肉植物と共存している（レンガが見えない）。

3番目がミズゴケ群とスギゴケ群の境界付近。4番目はスギゴケ群、芝生より細かく、緑も濃いのでとてもきれいだ。

　最後が、姉の家の屋根に生えた苔。「苔の生えた家」となると、相当古臭そうだが、ベルギーでは、これも普通の様である。

　街の中を歩いていても、歩道にコロコロ落ちている。最初、犬のフンかと、避けていたが、良く見たら、屋根の上から落ちてきた、苔の塊だったのだ。

　

冬の間に成長した苔が、気温が上がると乾燥して、ポロっとはがれ落ちて来るんだろうなあ。（コケには根がないから…）

　インターネットで調べてみたら、日本では盆栽と並んで密かにブームであるらしい。苔庭・盆栽・盆景・苔盆とかで、結構コケを楽しむファンがいるのだ。

　日本は園芸用のミズゴケは、チリやニュージーランドから輸入しているらしいが、こんなに苔の生えるベルギーも輸出できないかしら？ ダイアモンドと苔？ちょっと極端かな？

　僕も苔盆くらいは挑戦してみようかな？・・・・コケッ！

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