12.3.09

雪の小さい鐘、再び

 小雨の降る中、Lier市内のベギンホフ修道院敷地内を歩いた。

 前回行った時にsneeuwklokje スネウクロッキェ(雪の小さい鐘)が、蕾だったのが気になって、花が開いたところの写真が撮りたかったのだ。

 1番上の写真の、中央付近のレンガの壁と、石畳の間に白い点々が見えるだろうか。今回は、そこに咲いていた。

 前回は、蕾の時の白く垂れ下がった様が、鐘のようなのかなと思っていたが、咲いたのを見ると、その中に、まさに白い鐘のように付いているのがあった。sneeuwklokje・・・雪の小さな鐘、または雪の可愛い鐘、とも訳せる。昔の人は良く観察して名前を付けたものだと、感心した。

 そして、18世紀ごろの修道院の建物の壁と石畳の隙間にポツンと咲いているところがまた絵になる。

 Lier市の旧市街の外周を囲む遊歩道を1周(約1時間)したが、このスネウクロッキェが咲いているのは、修道院の前と、敷地内だけであった。

 週末や、イベントがある時は修道院の敷地内も観光客が多いが、普段の平日にはひっそりとしている。この辺は道路からも離れていて、騒音もなく、本当に中世のヨーロッパを歩いていると実感できるから、僕は好んで、遊歩道散歩コースに修道院敷地内の「彷徨いコース」も入れている。

 4番目の写真は、このブログTOPの看板になっているアングルからの聖グマルス教会。あの時はマイナス10℃で晴天だが凍っている状態だった。

 今日は「ベルギー天気」。散歩のために家を出た瞬間「あ、雨だな」と、思ったが、独特のベルギー天気なので、傘を取りにも戻らず、そのまま歩きだした。どうせ、土砂降り、ずぶ濡れにはならないから、ベルギー人も普通に歩いている(せいぜいジャンパーのフードを頭に掛けるだけ)。

 遊歩道に戻り、植物の息吹を観察しながら歩き、また苔の写真を撮った。ミズゴケか胞子体が伸びているのが分かる。こういう天気だから、苔も生き生きしている。

 ビールの原料になる、ホップの野生の群落があった所へ通りかかると、春の新緑に備えて大幅にカットされていた。ホップはここでは雑草でしかないのだ・・・もったいなーい!

 ある本で、ホップの新芽は料理に使えるとの情報を得たので、今年はホップ味の効いた料理に挑戦しようと、もくろんでいるのである。

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