ベルギーテニス3勝目！

14.06.09（日）

面白くない試合を経験した後の日曜日、また次の新しい大会が始まった。

え？と思うかもしれないが、ベルギーフランダーステニス協会(VTV)では、毎週どこかしらのテニスクラブ主催の大会が組まれていて、やる気のある人は毎週のように新しい大会に出場できる。（もちろん自分のランキングのクラスにあったものにね）

僕はいつも、「プロの大会のようだね」と言っているのだが、その通りである。

自分の出られる大会を求めて、転戦しているのである。

今回は、車で20分くらいのRunstと言う街の、T.C. DE ZWALUWというテニスクラブ。

あいにくの雨で、このクラブは屋内コートを持っていないので、主催者は近隣の屋内コートのあるクラブに交渉して、コート確保に躍起になっていた。

そして、僕らは対戦相手のペアの車に誘導されて、少し離れた場所にあるテニスクラブへ案内された。

今回の相手ペアは、僕と同年代で、男性も女性も、とてもフレンドリーで、親しく話してくれた。Katrienは事前に「私たちは試合中に大きな声を出すかも知れませんが、自分のペアに対してですので、気にしないでくださいね」と、慎重だった。相手は「いやー、そんなこと全然かまいませんよ」と、あっけらかんとしたものだった。

屋内コートだが、体育館と違って東京ドームのような「エアドーム」だった。本物の土のコート（4面）に屋根を被せた感じだね。空調までは効いてないようで、蒸し暑かった。

試合開始前の練習のとき、僕は相手の男性と結構強い（速い）球で打ち合っていたので、「今日も厳しい試合になるかなあ」と思った。

試合が始まってみると、速い球でもオーバーするのが多く、僕らが普通に返していれば、相手が先にミスしてくれる展開になったので、危機感を持たずに進める事が出来た。

第1セットは6-2、第2セットは6-1で、見た目は楽勝、でも相手も上手だったので、何度もデュースゲームになったし、僕らも作戦を立てながら展開できたので、収穫のある試合だった。

この前のような、因縁の残る試合じゃなく、相手もさわやかに、こちらを祝福してくれて「勝者のおごり」も、ちゃんとやって、親睦を深める事が出来た。飲み物の2杯目は「敗者がおごる」と言う事で、ビールも2杯飲んで、楽しいひと時を過ごした。（こうでなきゃ、大会出る意味がない）

ところで、Katrienは同日、夜にシングルスの大会があって、僕も付いて行った。

夜は晴れていて、このクラブはアンツーカーコートに見えるゴムのようなコートがあったが、Katrienの試合は、屋内コートで行われた。

ここでも6-3，6-0とkatrieの大進撃だった。第1セット0-3から12ゲーム連取の離れ業。（精神的に強くなったなぁー・・・の感）

ここでKatrienが勝者のおごり、僕も同席して、負けた相手に対してアドバイスを送った。「3-0とリードした後に追い付かれても、焦ってはいけないよ、0-0にリセットして、前の事は忘れて、気持ちを切り替えないと、自分が追い詰められるから」「今日の試合も決して貴方が負けるような試合ではなかった。自信を持ってやれば大丈夫」・・・と。

彼女も30歳くらいと若い？が、今年まだ勝ち星がなく「いい所まで行っても、勝ちを意識すると硬くなり、ミスが多くなる」自分の弱点を分かっているようであった。「次は、貴方の言葉を思い出して、頑張るわ」と、前向きに答えてくれた。次の活躍に期待したい彼女であった。

午前の試合と、夜の試合の間に、僕たちにはもう一つのイベントがあった。

katrieの友人（日本人女性）がBrusselからlier市に遊びに来ると言うので、その案内だった。午前中雨降っているし、止めた方がいいのかなあ、とも思ったが「大丈夫だろう」と言ういい加減さでOK出して、来てもらった。

駅まで迎えに行く時は傘を差して行ったが、14：30電車が到着すると、雨は上がっていた。

Lier市案内、僕にとっても初めてだった。

遊歩道を歩いて、ベギン会修道院へ入るコースで行ったら、修道院内ではイベントをやっていて、上の写真のような鼓笛隊パレードがあったり、ビールの出店やスペイン料理の出店もあった。修道院内の小部屋でのリールスカント（リール市のレース編み）の実演があった。そう言うのを見ながら、ジンメルの塔、ネーテ川（運河）の水上カフェ、市庁舎のカリヨンの塔、グマルス教会を遠目に見ながら、再び遊歩道散歩。

歩きながら、何度もカリヨンの音を聴いたので、「やっぱりヨーロッパの感じだよね」と、感慨深げなのでありました。Lier市では15分ごとにカリヨンが聴ける。

ついでだが、白鳥親子は、徐々に人里から離れて行くようなのであります。基本的に自然界で生きるのだから、当たり前だよね。次回から探すのは困難かも・・・。
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